青汁の歴史【1章-3】

青汁は昔から飲まれていた

青汁は近年では広告やテレビの通販などでよく紹介されるようになりました。
そのため青汁は歴史が浅く、最近できた飲み物だと思われている方がいるかもしれません。

しかし実際の青汁の歴史は古く、平安時代頃までには誕生していたようです。
なぜなら日本最古の医学書の中に、「いくつかの植物の葉を利用した汁」という内容の記載があり、この「いくつかの植物の葉を利用した汁」が青汁の起源だとされているからです。

1939年になると第二次世界大戦が勃発します。
戦争の影響で、日本では戦中から戦後にかけて食料難による栄養失調が問題になりました。
この栄養失調対策として作られたのが、栄養成分が豊富なケールを原料とした青汁でした。
戦後はテレビ番組やCMなどで青汁が紹介されて、一気に有名になりました。
しかし苦みがあり飲みにくいため、おいしい青汁の開発が行われるようになりました。
その結果、現在の青汁にはケール以外の原料も使用されるようになり、とても飲みやすくなりました。