食品からアトピーを改善!
アトピーの原因が食事にある場合、食べた食品に含まれている食材・調味料に注意しなければいけません。なぜなら食品の中身の一部が原因で、アトピーの症状が現れることがよくあるからです。
しかし、食べることを注意・抑制しなければならない食品があるのに対して、食べたほうがいい食品もあります。アトピーの場合、免疫が低下しています。なので、低下した免疫を改善してくれる食品・食材を食べることで、アトピーの改善が期待できます。このためアトピーにいい食品には、免疫を改善する食材が入っているものが多いです。アトピーの場合に食べるとよい食材には、次のようなものがあります。
アトピーによい食品 |
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魚、海藻、野菜(無農薬)、ヨーグルト、玄米、ぬか漬け、リンゴなど |
参考文献:『ノンアトピーライフ「アトピーに良い食べ物と悪い食べ物一覧」』
http://nonatopi-life.com/syokuji/yoitabemono.html
アトピーに良い食品には、私たちが普段の食事で食べることがある食材が多くあります。これらには腸内環境を整える効果があります。腸内には私たちの健康維持の手助けをしてくれる「善玉菌」、体に悪影響を与える「悪玉菌」、善玉菌にも悪玉菌にもなる「日和見菌」があります。善玉菌を増やして腸内の環境を整える食品として、魚や野菜、ヨーグルト、ぬか漬け、玄米などを摂ることで、アトピーの原因の1つである免疫の低下を改善が期待できるからです。
アトピーの食品対策「アレルギー検査を受ける」
しかし、上記の食品を食べる際にも注意が必要です。例えば牛乳アレルギーなのにヨーグルトを食べると、アレルギー反応を起こし、アトピーが酷くなることが考えられます。そのため、アレルギー検査を受けるなどして、自分がどの食品・食材のアレルギーなのかを知るひつようがあります。
食品のアレルギー検査とはどのようなものでしょうか? 代表的なものを下記しています。アトピーに関するアレルギー検査には、「血液検査」「皮膚テスト」「経口負荷試験(食物アレルギー)」があります。少しでも「自分はアレルギーかな?」と気になっている方や、まだ検査を受けたことが無い方は、受けてみることをお勧めします。まずは、お医者様にご相談しましょう。
項目 | 内容 |
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血液検査 | 「総IgE」「特異的IgE」の2種類の検査があります。 ①総IgE検査: アレルギー体質かどうかを調べる検査です。IgEは免疫に関わるたんぱく質で、この数値が高いと、即時型(I型)のアレルギーである可能性が高くなります。 (*即時型(I型)アレルギーとはアレルゲンが体内に入った後、約0~20分でアレルギー反応を示すもので、抗体(IgE)が大きく関与しているとされています。) ②特異的IgE検査: 即時型アレルギーの原因であるアレルゲンに対する血液中の抗体有無を確認するための検査です |
皮膚テスト | 抗体(IgE)の有無、皮膚の敏感さ、体全体のアレルギーの強さを推測する検査です。プリック(乱刺)テストまたはスクラッチ(掻皮)テストで、皮膚に出血しない程度に傷をつけてアレルゲンエキスを滴下し、反応を見ます。 |
経口負荷試験(食物アレルギー) | 食物経口負荷試験は、食物アレルギーの診断を確定するときや、安全に摂取できる可能量を決める目的などで実施されます。実際にアレルゲンを少しずつ摂取し、反応を確認します。 |
参考文献:「アレルギーの原因を調べるには?」日立化成株式会社
http://www.hitachi-chem.co.jp/allergy/investigation.html
アトピーの原因が食事・食品であるならば、アレルギー検査を受けて自分のアレルゲンを知ることでアトピーの改善につながります。レトルト食品や油の多い料理などは控えて、野菜などを多く取り入れた食生活で、アトピーの改善・対策をしましょう。