かゆみと湿疹が繰り返し起こるのがアトピー!
アトピーの主な症状は、「かゆみ」と「湿疹」です。しかもこれらが繰り返しおこります。辛いのは、やっぱり湿疹よりもかゆみですよね。
かゆみは赤く腫れたり、皮膚が盛り上がったりした部分がとてもかゆくなる状態が長期間続きます。かゆみの強さは人によって異なりますが、かゆみが酷い場合は、常にかゆみがする場所をひっかいていないと、かゆみを我慢できない程です。ひっかくことでかゆみの症状がより悪化します。場合によってはかゆみを超えて痛みを感じることもあります。
湿疹は、最初は肌がカサカサする程度ですが、次第に赤くなります。湿疹は多くなると、体中に表れます。人によって湿疹が現れる場所は様々ですが、乳児は顔の周辺に、成長すると背中や関節部分など、体の様々な場所に湿疹が表れることが多いようです。やがて湿疹の症状が酷くなり、かゆみを感じるようになるとひっかくようになります。湿疹の部分をひっかくと血が出たり、皮膚がめくれたりします。そしてかゆみがより一層ひどくなり、さらにひっかくようになったり、シャンプーや化粧品、汗や服がこすれたりすると、さらに湿疹の状態が酷くなることがあります。かゆみや湿疹の状態が酷い場合、人によっては日常生活を送ることが難しくなる場合もあります。
かゆみと湿疹がなくなってもアトピーの再発症は起こる!
アトピーの一番大変なところは、このかゆみと湿疹が、「繰り返し」起こるところです。薬を飲んだりするなどして、一度かゆみや湿疹がおさまっても、再びかゆみや湿疹が現れることがあります。
また、子供の頃に湿疹やかゆみの症状、つまりアトピーが完治したと思っていても、大人になってから日常生活の変化などが原因で、アトピーの症状(湿疹やかゆみ)が、長い時間を経て、忘れている日々に、再び突如現れることもあります。このように、一度アトピーの症状(湿疹やかゆみ)が一時的に治っても、再びアトピーの症状(湿疹やかゆみ)が現れることもあるので、油断しないようにしましょう。