女性も薄毛になるの?
薄毛の人をイメージする場合、多くの人は髪の薄い男性をイメージすると思います。インターネットで薄毛の画像を検索した場合、男性の画像が多く検索されると思います。このように薄毛というと男性のイメージがあります。では女性はどうなのでしょうか?薄毛に悩むことはあるのでしょうか?実は女性も薄毛になることがあります。
女性も高齢になればなるほど薄毛に悩まされる人が多くなります。しかし、若い女性が薄毛になることもあります。若い時から薄毛になる人は、髪の毛が痛んでいたり、血行が悪かったりします。そのため、若いうちから髪がダメージを受けないように、また血行などが悪くならないように注意する必要があります。髪を引っ張るような髪型(ポニーテール、三つ編みなど)を頻繁にする方は、知らないうちに髪にダメージが蓄積されていることがあります。他にも、抜け毛が増えてきた場合なども薄毛のサインかもしれないので注意しましょう。
女性と男性の薄毛に違いはある?
表:脱毛が進んでいると感じる人の推計値
男性 | 女性 | |
10代 | 322 | 204 |
20代 | 1694 | 790 |
30代 | 3239 | 1655 |
40代 | 4029 | 2096 |
50代 | 4085 | 2355 |
60代 | 11023 | 10588 |
合計 | 24401 | 17158 |
参考文献:AGA治療を詳しく解説 ハゲ活
「20代でも4人に1人がハゲている!日本人の年代別ハゲ割合と薄毛対策」
女性と男性の薄毛のなりやすさには違いがあり、表からもわかるように女性よりも男性の方が、若いうちから薄毛に悩む人が多いのです。30代や40代では、女性の約2倍の数の男性が薄毛に悩んでいることが分かります。
しかし薄毛に悩んでいる女性も多くいることが分かります。
薄毛は血行不良やテストステロン(男性ホルモン)と5αリダクターゼ(還元酵素)が結合してできたDHT(ジヒドロテストステロン)などが原因でおこります。テストステロンは男性ホルモンで、女性よりも男性の方が多く存在しています。このため男性の方が若いうちから薄毛になりやすいのです。
一方女性も、高齢になるにつれて薄毛になりやすくなります。それは加齢によって女性ホルモンの分泌が少なくなるからです。薄毛の原因になるのが「エストロゲン」と「プロゲステロン」と呼ばれる2種類の女性ホルモンの減少です。この2種類のホルモンが髪の毛にハリやツヤを与えたり、髪の毛の量を増やす働きがあります。そのためこの2種類の女性ホルモンが減少すると、髪に元気がなくなり、薄毛や抜け毛になりやすくなります。
このように女性の薄毛も、高齢なればなるほどなりやすくなります。
女性の薄毛は男性の薄毛のように、髪の毛が完全に抜けてしまうことよりも、全体的に髪が薄くなり、すこし地肌が見えてしまうという場合が多いようです。