サプリ成分の目的分類4:髪の毛を作る
外的刺激や外的衝撃から頭部を守るために存在する髪の毛。その数は約10万本だといわれています。その髪の毛の1本1本は、ケラチンというアミノ酸が結合してできたタンパク質で作られています。
通常髪の毛は、血管から運ばれた栄養と酸素によって成長します。栄養がしっかり届いていれば、1日に約0.3~0.4㎜程度伸びます。しかし、栄養が不足すると髪の毛は成長することができません。たとえ血流が良くても栄養素が足りてない場合は髪の毛を作ることができず、これらが薄毛の原因になることがあります。このような場合は髪の毛を作るのに必要な栄養素を摂取することで、薄毛の改善が期待できます。では、髪の毛を成長させるにはどのような成分を摂取すればいいのでしょうか?
髪の毛を作る成分
ケイ素
ケイ素にはコラーゲンの生成の促進以外にも、髪の毛の主成分であるケラチンの成長を促進させて、髪の毛にツヤやコシを与えることが期待できます。
また、ケイ素は組織の結びつきを強くします。ケイ素が不足していると髪の素や成長に必要な成分を摂取しても、きれいな髪の毛を作り出すことができません。
ケイ素は、唯一体のすべての器官に必要とされる重要ミネラルであり、最近は骨や肌・皮膚の健康維持にも非常に有名になってきている成分ですが、薄毛や乱れた髪の毛を改善したい場合は、ケイ素を摂取しましょう。
亜鉛
髪の毛の多くを構成するケラチンを体内で生成するのに必要なのが亜鉛で、ケラチンの合成を助ける働きがあります。
亜鉛は髪の毛以外にも皮膚や骨、肝臓など体の様々な場所で必要とされているため、不足になりやすい栄養素です。
亜鉛が不足すると薄毛以外にも、体に様々な悪影響を与えます。
薄毛の原因が亜鉛不足の場合はサプリメントを用いることで簡単に摂取することができ、薄毛対策になります。
ケラチン加水分解物
ケラチンは髪の毛や爪、皮膚などをつくるタンパク質です。そのため、髪の毛の成長に必要な栄養が不足している場合、ケラチンを含んだ食品を摂取すればいいのではと思われるかもしれません。
しかし、通常ケラチンはそのまま摂取しても消化・分解が難しいため、ほとんど吸収されません。そこで吸収されやすいようにするためにケラチンを加水分解した成分が、ケラチン加水分解物です。
髪の毛は90%以上がケラチンで構成されています。髪の毛を作るためにはケラチンは必須です。そのためケラチンが不足すると薄毛になる場合があります。
ケラチン加水分解物はサプリメントを使用することで、簡単に摂取することができます。