生活習慣病の原因
生活習慣病になる原因とは?
生活習慣病になる原因は、生活習慣ですが、具体的にどのような生活習慣が原因なのか解説していきます。
まず、気をつけるべき生活習慣の大枠はこちらです。

喫煙・過度な飲酒・運動不足・食生活の乱れ・睡眠不足・ストレスは、普通に生活している中でよくある習慣ですよね。
「仕事が忙しく、ストレスで過度な飲酒や喫煙がやめられない」
「運動や食生活に気を配る時間がない」
そういう方も多いかと思います。
喫煙・過度な飲酒・運動不足・食生活の乱れ・睡眠不足・ストレスなどの生活習慣は、糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満・メタボなどの生活習慣病に発展します。
これらの疾患を放っておくことで、動脈硬化が起こり、心臓や脳が関わる疾患がおき、命を落とす方もいます。
「たかが、生活習慣」と思う方もいるかと思いますが、今からの対策が将来の病気のリスクを大きく変えることを覚えておいてください!
種類別の生活習慣病になる原因とは?

では、より詳しい病気の原因について解説していきます。
ここでは、生活習慣病の代表である以下の5つの原因をご紹介します。
①メタボリックシンドローム
②肥満・肥満症
③糖尿病
④脂質異常症
⑤高血圧
メタボリックシンドロームの原因
メタボリックシンドロームの大きな壁は内臓脂肪です。
内臓脂肪の増加に加えて、高血圧、脂質異常、高血糖などの異常が起こった状態をメタボリックシンドロームと呼びます。
そして、メタボリックシンドロームの原因のほとんどは「食べ過ぎ」です。
消費エネルギーよりも摂取エネルギーが増えることで、内臓脂肪・皮下脂肪を含む体脂肪は増加します。
内臓脂肪は女性より男性の方がつきやすいと言われていますが、更年期を過ぎた女性も内臓脂肪が増える傾向があるので、注意は必要です。
内臓脂肪を減らすには、運動と食事改善が重要です。 メタボリックシンドロームは高血圧、脂質異常症、高血糖などの異常が2つ以上当てはまっている状態ですが、根本的な内臓脂肪の改善が最も大切です。
肥満・肥満症の原因
肥満、肥満症の原因も、メタボリックシンドロームと同様、食べ過ぎと運動不足です。
消費エネルギー以上に摂取エネルギーが増えることで体脂肪が増えていき、肥満・肥満症になってしまいます。
脂肪を減らすために「脂肪吸引」を考える方もいるかもしれませんが、皮下脂肪は減らすことができても内臓脂肪を減らすことができないので、根本的な解決にはなりません。
そのため、肥満対策も食事改善と運動がメインとなります。
脂っこいもの、甘いもの、カロリーの高いものを食べる機会が多い方は、注意しましょう。
糖尿病の原因
糖尿病になる要因の1つはインスリンの働きの低下です。
インスリンの分泌が低下したり、働きが弱まったりすることで、血液中のブドウ糖が体に取り込まれなくなり、血糖値が上がってしまいます。
糖尿病のカギとなるインスリンですが、うまく働かなくなるのは遺伝・肥満・運動不足・高脂肪食・ストレスなどが原因です。
また、インスリンの効果が発揮されないと、食後に血糖値スパイクが起きます。血糖値スパイクとは、急激に血糖値が上昇する状態で、これによって血管が傷つき、動脈硬化のリスクがあります。
動脈硬化になると、心筋梗塞や脳梗塞などに発展する可能性も高いので、糖尿病の早期発見と治療は大切です。
高血圧の原因
高血圧の最大の原因は塩分の摂り過ぎです。
日本食は塩分をたくさん使うので、日本人は塩分の摂り過ぎに注意しなければいけません。
また、肥満や飲酒、喫煙、運動不足なども高血圧の原因の一つです。
「日本食はヘルシーだから」と自炊をする方はいると思いますが、できるだけ塩分少なめでつくるように調整が必要ですね。