生活習慣病対策 2.運動不足を解消

運動不足による生活習慣病への影響とは?
生活習慣病が発症する大きな原因の一つ「運動不足」。
運動不足によるリスクは思ったよりも大きなものです。
運動不足によって発症のリスクがある病気はたくさんあります。
肥満やメタボリックシンドローム、糖尿病、脂質異常症など、代表的な生活習慣病は運動不足も原因の一つです。
少しでも健康維持をしたいなら、小さな運動からでいいので、運動不足を解消していきましょう。
運動の効果とは?

運動には「急性効果」と「慢性効果」の2つの効果があります。
急性効果 | 血糖値・中性脂肪の低下、血圧の安定 |
慢性効果 | 内臓脂肪の減少、HDLコレステロールの増加、末梢血管の強化など |
急性効果は運動することですぐに現れる効果です。
運動することで血糖値や中性脂肪、血圧の改善に働きます。
慢性効果は運動を継続して続けることで現れる効果です。
長期的に続けることで、内臓脂肪やコレステロールの改善に働きます。
内臓脂肪が減少し筋肉量が増えることで、インスリン感受性が向上し、結果的に糖尿病の予防にもつながります。
そして、善玉コレステロールが活発に働くことで、血中脂肪の改善にもなります。
また、運動によって末梢血管の強化にも効果があり、心肺機能の向上、血圧にも関係します。
効果的な運動方法
厚生労働省が平成27年に実施した健康調査では、「1日30分異常の運動を週2回異常実施し、1年異常継続している者」を運動習慣がある人として定義しています。
生活習慣病予防に効果的な運動習慣はこちらです。
- 歩行と同等以上の身体活動を毎日60分以上行うこと
- 65歳以上では身体活動の内容は問わず毎日40分以上行うこと
- 身体活動のうち、息が弾み、汗をかく程度の運動を週に60分以上より多く行うこと
引用:健康寿命ネット「生活習慣予防に効果的な運動習慣」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka-yobou/undou-shukan.html
具体的な内容としては、歩行や掃除を毎日60分以上、ウォーキングやラジオ体操などを週60分以上行うことが推奨されています。
運動が苦手でハードルが高くなかなか続けられない方は、生活の中で意識するだけでもOKです!
↓↓↓毎日の生活で意識すること↓↓↓
- 普段から通勤や買い物、散歩時には積極的に歩くこと
- そうじや洗濯などの家事で身体を動かすこと
- 歩く時は歩幅を大きくして早歩きすること
- ストレッチや筋力トレーニングを家事や仕事の合間に行うこと
- 仲間とスポーツを楽しむことなどを意識して行うこと
- 今よりもプラス10分、活動的な生活を送ること
引用:健康寿命ネット「生活習慣予防に効果的な運動習慣」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka-yobou/undou-shukan.html
無理なく続けられる範囲で毎日少しずつでも運動する習慣をつけてみてください。