③血糖値の健康改善・成分について

血糖値サポートサプリメントとは?
血糖値とは、血液中に流れるブドウ糖の濃度のことです。
血糖値は食後に大きく変動し低すぎると「低血糖」、高すぎると「高血糖」となります。
食事をすることで摂取した炭水化物が消化吸収され、ブドウ糖となって血液に流れることで血糖値は上昇したり、低下したりします。
血糖値は高い状態や低い状態が続くことで、血管が傷つき糖尿病などの病気へ発展します。
血糖値は膵臓から分泌される「インスリン」によってコントロールされています。
インスリンは食後に分泌され、血液中のブドウ糖をエネルギー源として利用する時に働きます。つまり、インスリンは血糖値を下げる働きをしています。
しかし、生活習慣が乱れることでインスリンの働きが悪くなり、血糖値が高いままになってしまうことがあります。
生活習慣の乱れによってインスリンの働きが弱くなると、ブドウ糖が細胞に取り込まれず、血液に溜まっていき高血糖状態になります。
このことからもわかるように、血糖値の安定にはインスリンが大きく関わっています。
参考:e-ヘルスネット「血糖値」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-085.html
e-ヘルスネット「インスリン」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-011.html#:~:text=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%EF%BC%88%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%B3%EF%BC%89%E3%81%AF%E8%86%B5%EF%BC%88,%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%8C%E5%88%86%E6%B3%8C%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
血糖値サポート成分とは?
おすすめの血糖値サポート成分は以下の5つです。
①サラシア由来サラシノール
②カテキン
③亜鉛
④マグネシウム
⑤ターミナリアベリリカ
では、血糖値のサポート成分をそれぞれご紹介します。
①サラシア由来サラシノール
食後に血糖値が一時的、かつ急激に上昇する現象を「血糖値スパイク」といいます。
血糖値スパイクは糖尿病や心筋梗塞などのリスクを高めてしまうため、注意が必要です。
サラシアには、その血糖値スパイクの発生を抑制する効果が研究でわかっています。
▼サラシアを摂取した場合の血糖値の上昇の違い

出典:小林製薬「食事のたびに繰り返す血糖値スパイクに対する サラシアの抑制効果を確認」
https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2017/170522_02/
また、糖尿病予備軍の方に対して行った実験で、サラシア配合食品を摂取することで、高血糖状態の抑制にもつながることも明らかとなっています。
▼サラシアを摂取した場合の高血糖状態の違い

出典:小林製薬「食事のたびに繰り返す血糖値スパイクに対する サラシアの抑制効果を確認」
https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2017/170522_02/
このように、サラシアは血糖値の安定に期待できる成分です。
②カテキン
カテキンには、糖の吸収を穏やかにする働きがあります。
小腸で働くα-グルコシターゼという消化酵素の活性化を抑えることで、ブドウ糖が体内に吸収されるのを抑え、血糖値を上がりにくくします。
実際に、カテキンが含まれている緑茶などを飲用することで、糖尿病患者のヘモグロビンA1c(HbA1c)が低下することがわかっています。
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)とは、1ヶ月の血糖の平均値

出典:太陽科学株式会社「【第1回】茶カテキンでカラダメンテナンス 代謝・免疫力アップでカラダスッキリ」
https://www.taiyokagaku.com/lab/catechin_story/02/
つまり、食事をするときは、カテキンの含まれた緑茶や紅茶などを飲んだり、サプリメントを飲んだりすることで、糖の吸収の予防に繋がります。
③亜鉛
亜鉛はインスリンの分泌を調整する働きがあり、血糖値のコントロールをサポートする成分です。
亜鉛はインスリンの構成成分であり、亜鉛が不足することで、インスリンの働きが悪くなってしまうこともあります。
亜鉛が不足しインスリンがうまく機能しなくなると、低血糖症になるリスクもあり、亜鉛は血糖値コントロールのためになくてはならない栄養素です。
④マグネシウム
マグネシウムには、インスリンがブドウ糖を取り込む働きを促す作用があります。
ブドウ糖をエネルギーへと変えることで、血糖値を正常にしてくれます。
いろんな国の研究でも、マグネシウムの摂取量が多い人は糖尿病の発症リスクが低下することがわかっています。
逆に、マグネシウムが不足すると、インスリンがうまく機能せず、血糖値が異常になってしまったり、過剰に増えたブドウ糖が脂肪となってしまったりします。
マグネシウムは体内に必要な成分の1つなので、適度に取り入れることがおすすめです。
参考:糖尿病ネットワーク「「マグネシウム」は糖尿病の人の強い味方 日本食スタイルが有利 脳の健康の改善にもつながる」
https://dm-net.co.jp/calendar/2023/037442.php
⑤ターミナリアべリリカ
ターミナリアベリリカには、食後の血糖値の上昇を抑制する作用があります。
ターミナリアベリリカに含まれる没食子酸が糖分を分解する酵素の働きを阻害し、体に糖分が吸収されにくくなることで、血糖値も上がりにくくなります。
実際にいくつかの研究でも、ターミナリアベリリカを摂取することで血糖値が上がりにくくなることがわかっています。
また、ターミナリアベリリカは、血糖値の上昇のほかに血中中性脂肪や内臓脂肪の減少にも影響することも複数の研究によりわかっています。
参考:東洋新薬「ターミナリアベリリカTM」
https://www.toyoshinyaku.co.jp/gnc-rad/gnc-material/terminalia/#:~:text=%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AF%E3%80%81%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A6%E3%83%AB,%E3%81%A8%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
薬理と治療VOL.48, no6, 1065-1071, 2020「ターミナリアベリリカ抽出物が食後の血糖値及び血中中性脂肪の上昇に与える影響」
http://www.pieronline.jp/content/article/0386-3603/48060/1065