本ページでは『シリカ水30種の商品情報リスト』とシリカ水に関する注意情報や商品詳細をご紹介します。ここでは最初に商品リストを提示し、その後にいろいろと興味深い情報をご提供していきます!
商品名 | タイプ | 珪素由来 | 珪素濃度※ | 価格・円 | 内容量 | 販売元 | 特記情報 |
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プレミアムシリカ水 Si | 濃縮&水 | 鉱物 | 0.011% | 7,776 | 500ml×24本 | 綾てるはの水販売 | ×シリカ表記0.039% |
ケイ素の女神 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.004% | 2,867 | 525ml×25本 | 北斗 | ×シリカ表記0.015% |
Silica | ミネラル水 | 鉱物 | 0.004% | 2,867 | 500ml×24本 | YOROKOBI marche | ×シリカ表記0.015% |
天孫麗水 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.004% | 4,444 | 2l×10本 | 霧島名水 | ×シリカ表記0.014% |
ピンククロスビューティウォーター | ミネラル水 | 鉱物 | 0.004% | 4,800 | 500ml×24本 | PinkCrossGINZATOKYO | ×シリカ表記0.014% |
シリカビヨンド | ミネラル水 | 鉱物 | 0.004% | 1,750 | 330ml×7本 | ルーシッド | ×シリカ表記0.013% |
Silica117 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.004% | 4,800 | 500ml×24本 | 七十七萬石 | ×シリカ表記0.012% |
YOIYANA | 炭酸水 | 鉱物 | 0.003% | 3,600 | 500ml×24本 | 住宅企画天然炭酸水YOIYANA | ×シリカ表記0.010% |
クリスタルシリカ | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 4,800 | 500ml×24本 | プラズマシリカの杜 | ×シリカ表記0.010% |
霧島天然水 のむシリカ | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 4,500 | 500ml×24本 | (有限会社)Qvou | ×シリカ表記0.010% |
美ウォーター | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 500 | 500ml×3本 | ダックス | ×シリカ表記0.010% |
ドクター・シリカ・ウォーター | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 3,241 | 500ml×24本 | リフレコーポレーション | ×シリカ表記0.010% |
玉肌シリカ天然水 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 3,778 | 500ml×24本 | アルファインド | ×シリカ表記0.010% |
アイランドチル | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 190 | 500ml | アイランドチルジャパン | ×シリカ表記0.010% |
美いね! シリカシリカ | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 3,600 | 500ml×24本 | しあわせ家族生活 | ×シリカ表記0.010% |
シリカ水Lily | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 4,080 | 500ml×25本 | LILY | ×シリカ表記0.010% |
フィジーウォーター | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 1,111 | 500ml×6本 | インターパイロン | ×シリカ表記0.009% |
ICSWATER(イクスウォーター) | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 2,178 | 500ml×24本 | イクス | ×シリカ表記0.009% |
阿蘇久じゅうの水 炭採水 純 | 炭酸水 | 鉱物 | 0.003% | 4,400 | 485ml×24本 | MYMウォーター | ×シリカ表記0.009% |
蘇豊水 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.003% | 1,667 | 2l×6本 | 南阿蘇命水 | ×シリカ表記0.009% |
箱根山の天然水 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 4,494 | 500ml×24本 | ミロク | ○ケイ素表記、並記で シリカ(メタケイ酸 H2SiO3 60mg/L) |
biora 玖珠の恵 | 炭酸水 | 鉱物 | 0.002% | 2,296 | 500ml×24本 | YOROKOBI marche | ×シリカ表記0.008% |
肌ぴりか水 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 3,600 | 500ml×24本 | コニサーオイル | ×シリカ表記0.008% |
キウイピュア | ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 4,000 | 500ml×24本 | 若天 | ×シリカ表記0.008% |
大分久住山系 天然水 ミネラルウォーター シリカ水 |
ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 1,252 | 500ml×24本 | アンドウ・ラボ | ×ケイ素表記だが間違い。ケイ素でなく シリカ72mg/ℓだと判明 |
ケイ素の恵 天然水 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 2,400 | 525ml×24本 | 村田園 | ×シリカ表記0.007% |
美カフェウォーター | ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 2,759 | 500ml×24本 | 九南サービス | ×シリカ表記0.007% |
さひめの泉 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 3,360 | 500ml×24本 | 山陰クボタ水道用材 | ×シリカ表記0.007% |
安心院 樹庭夢 | ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 1,500 | 1500ml×3本 | インテラパックス | ○ケイ素表記 |
ミューバナディス スパークリング | 炭酸水 | 鉱物 | 0.002% | 6,000 | 500ml×25本 | グローリー・インターナショナル | ○ケイ素表記 |
ガイヴォータ | ミネラル水 | 鉱物 | 0.002% | 4,320 | 500ml×24本 | 北海道乙部町マルシェ | ×シリカ表記0.005% |
SOL(ソル) | 炭酸水 | 鉱物 | 0.001% | 130 | 500ml | OTOGINO | ×シリカ表記0.004% |
※シリカ濃度のみを記載し、ケイ素濃度を「不記載」にしている商品については、本サイトの独自の推定値として、赤字でケイ素濃度を記載しております。ミネラル水の水中珪酸含有量はH₄SiO₄から算出(=28/96)。なお、たとえば、固形の状態ではシリカの分子構造はSiO₂であることが想定されるため、また違う計算式となります。強アルカリ性の濃縮液の場合の想定される分子構造もまた違い、H3SiO4- 優勢のイオン状態として計算されています。
「シリカ水タイプ」の基本情報
シリカ水タイプの商品の特徴
シリカ水タイプのシリカ・ケイ素商品には次のような特徴があげられます。
- ❶ 他の濃縮液や固形のタイプと比べて、ケイ素濃度は圧倒的に低い。
- ❷ 他の濃縮液や固形のタイプと違って、ケイ素濃度ではなく、より数字が高く見えるシリカ濃度で表記している。
- ❸ すべて鉱物由来のシリカ/ケイ素である。植物由来は基本ない。
- ❹ シリカ「炭酸水」と「ミネラルウォーター」タイプがあるが、これは個人的な好みの問題。
シリカ水タイプの商品の注意情報
<シリカ水商品の注意情報>
- 注意①
- シリカ水はとにかくケイ素濃度が非常に薄い。
1ボトル500mlでは、ケイ素量の1日摂取目安量40mgを服用できない商品がほとんど!! - 注意②
- なぜ、ケイ素量ではなく、「シリカ量」ばかりを記載するの?!
シリカ含有量だとより大きい数字になる(多く入っている様に誤認する)!
「シリカ表記のみ」は×。要注意!! - 注意③
- 500mlのボトル商品なのに、「シリカ97mg/L」という記載をする。つまり、ボトル内にはその数字の「半分」のシリカしか入っていない。要注意!!
- 注意④
- 「大分久住山系 天然水 ミネラルウォーター シリカ水」は「ケイ素72mg/ℓ」という表記だが、シリカ72mg/ℓの間違い。実際には、ケイ素は半分以下の30mg弱だと想定される。
- 注意⑤
- 特殊な濃縮ミネラルウォーター「プレミアムシリカ水 Si」。シリカは天然ではなく、あくまで後から人工的に添加している。
シリカ水注意① シリカ水はとにかくケイ素濃度が非常に薄い。
1ボトル500mlでは、ケイ素量の1日摂取目安量40mgを服用できない商品がほとんど!!
あくまで重要なのはシリカ量ではなくケイ素量
ケイ素(=シリコン=Si)とシリカ(=二酸化ケイ素SiO₂、または二酸化ケイ素)は違います。
(※ケイ素とシリカの違いについて詳しくはコチラ)
ケイ素 = シリコン(Si)
シリカ = 二酸化ケイ素(SiO₂)、または 二酸化ケイ素によって構成される物質(H₄SiO₄など)の総称。
そして、重要な方はもちろん「ケイ素=Si」です。
有名なフラミンガム子孫研究でも、アメリカの国立研究所の大型調査研究「1日のケイ素摂取量40mg以上」である群が、それよりも少ない群と比較して、骨密度が高かった、ことを報告しています。あくまで「ケイ素の量」が基準であり、重要なのです。
シリカ水の悪い特徴は、濃縮液タイプや固形タイプがしっかりとケイ素濃度やケイ素量を表示しているのに対し、大切なケイ素の濃度や量を換算して、表記している商品がほとんどないことです。(しかし、後述のように、ケイ素量を表記している良心的な製品もあります)
シリカ水注意② なぜ、ケイ素量ではなく、「シリカ量」ばかりを記載するの?!
シリカ含有量だとより大きい数字になる(多く入っている様に誤認する)!
「シリカ表記のみ」は×。要注意!!
消費者にはシリカ量だと多く見える!
なぜ、ケイ素量ではなく、「シリカ量」ばかりを記載するの?!
濃縮液タイプや固形サプリメントのタイプはケイ素濃度を記載しているのに、なぜシリカ水は違うのか、そう思わないでしょうか?
とにかく注意すべきことは、シリカ含有量だとより大きい数字になるので、ケイ素が多く入っている様に誤認する可能性があることです。
たとえば、シリカ=SiO₂が100mg入っているとしましょう。
シリカ含有量は100mgです。しかし、ケイ素含有量は46.7mgとなります。
さらに、水中だとシリカ=H₄SiO₄の場合も多いので、この場合を考えてみましょう。
シリカ含有量は同じく100mgです。しかし、ケイ素含有量は29.2mgとなります。
なんと、同じシリカ100㎎という記載でも、片方は1日摂取目安量以上ですが、もう片方は全く足りません。なぜでしょうか?
それは、二酸化ケイ素がもとになる化合物はすべて、そのシリカに含まれているケイ素の量に関係なく、「シリカ」と呼ばれているからです。
ケイ素の含有量がそれぞれ違うはずのSiO₂もH₄SiO₄、H₂SiO₃などがすべて同じ「シリカ」となってしまうのです。
実は、ケイ素量はシリカ量の半分未満。ケイ素量を比べるべき!
私たちが、仮にメーカー側の立場であれば、消費者を誤認させることをいとわない場合、ケイ素29.2mg配合というより、シリカ100mg配合、と記載した方が、
本来よりも良い商品だと感じてもらえる気がしないでしょうか?
だからこそ、シリカのみの表記の商品は要注意なのです。
シリカ100㎎という表記の場合の実際のケイ素の量
⒈シリカがSiO₂の状態の場合(固形の場合に多い)
SiO₂ 100mg ⇒ シリカ量表記 100mg ケイ素量表記 46.7mg (=28/60)
⒉シリカがH₄SiO₄の状態の場合(液体の場合に多い)
H₄SiO₄ 100mg ⇒ シリカ量表記 100mg ケイ素量表記 29.2mg (=28/96)
(※ケイ素の原子量を28、酸素の原子量を16、水素の原子量を1としての概算)
シリカ表記だと、シリカとケイ素の違いをよく知らない消費者に対しては、ケイ素量が実際より多く含まれていることを優良誤認させる恐れがあることになってしまいます。
残念なことに、ケイ素量を換算して表記せずに、シリカ水・ケイ素水は他の商品タイプ違って、シリカ含有量で表記していることも多いのが実態です。
稀だが、ケイ素量をしっかり表記するシリカ水もある
一方で、たとえば、「ケイ素量について好ましい商品表記をしている例」であげると、「箱根山の天然水」です。この商品は、「メタケイ酸 H₂SiO₃ 60mg/L」と、肝心な「ケイ素 24mg/L(Si含有率0.0024%)」であることをしっかりと説明しています。
中には「シリカ」と「ケイ素」を同じだと勘違いして説明しているメーカーもあります。このようなケイ素の事を知らないメーカーの商品を信頼して買ってはいけません。
それ以外のメーカーは、あえて知っておりながら、ケイ素量を表記せずに、シリカとして表記しているのです。
ご注意あれ!!!
(シリカとケイ素の違いについてはコチラを参考。)
シリカ水注意③ 500mlのボトル商品なのに、「シリカ97mg/ℓ」という1ℓの記載をする。つまり、500mlのボトル内にはその数字の「半分」のシリカ、さらにその半分未満のケイ素しか入っていない。要注意!!
500mlでシリカ97mg/ℓだと、ケイ素は4分の1未満!
これは当たり前ですが、意外と感覚的に間違えて理解しやすいので注意が必要です。たとえば、シリカ水では97mg/L(=約0.01%)という表記が目立ちます。しかし、ペットボトル自体は、500ml入りの商品です。つまり、1商品=1ボトルの中には、46.5mlのシリカしか入っていません。さらに、ケイ素はその半分以下なので、実は、最も濃度の高いシリカ水であっても、ポットボトル500mlを丸ごと1本飲んだとしても、ケイ素の1日の摂取目安量と言われている40mgを到底摂取することはできません。
シリカ水注意④ 「大分久住山系 天然水 ミネラルウォーター シリカ水」は「ケイ素72mg/ℓ」という表記だがシリカ72mg/ℓの間違い。実際には、ケイ素は半分以下の30mg弱だと想定される。
販売者もシリカとケイ素の違いを分かっていないことも少なくない・・。
2017年末現在、「大分久住山系 天然水 ミネラルウォーター シリカ水」は、「ケイ素72 mg/ℓ」という表記ですが、間違っているようです。製造・販売元に確認し、あくまで、シリカが72mgであるということが判明しました。製造・販売企業側が、ケイ素とシリカの違いを認識していなかった可能性があります。ということは、実際のケイ素の含有量は、半分以下の30mg/ℓ弱だと想定されます。
なぜ72 mg/ℓがおかしいとわかったかというと、そもそもシリカ(ケイ酸SiO₂)には分子として水に溶ける量の限界値が存在するからです。もう少し、専門的に書くと、溶解度という数字があります。学生時代の理科の食塩水の勉強を思い出しましょう!
そもそも水溶性であっても、もともとケイ素の溶解度は高くない!
ちなみに、シリカ=SiO₂の常温(25度)での溶解度は水への溶解度は0.012g/100mlとされています。すると、シリカの限界が120mg/ℓとなるので、ケイ素に換算すると、天然水として「ケイ素72㎎/ℓ」も溶けることは、自然の摂理に反していることになります。(濃縮液タイプのように、強アルカリなどの薬品を使って化学的に溶解すれば別です。コチラを参考)
シリカの溶解度とケイ素の溶けている量
Siの原子量:28.0855≒28.1
Oの原子量:15.9994≒16
SiO2の原子量:28.1+16×2=60.1
SiO₂の水への溶解度:0.012g/100ml = 120mg / ℓ
上記のうちのSiの質量:0.012g×28.1/60.1=0.00561g /100ml
つまり、Siは通常の温度とpHでは最大でも56.1mg / ℓしか溶けない
シリカ水注意⑤ 特殊な濃縮ミネラルウォーター「プレミアムシリカ水 Si」。シリカは天然ではなく、あくまで後から人工的に添加している。
濃縮タイプとミネラルウォータータイプを混ぜ合わせたタイプです。最初は、シリカ/ケイ素が他の商品より多いなー、と言う印象を受けるのですが、実際には、シリカ添加されていると知って少し残念に感じた。水の方は正真正銘の天然水の様です。