シリカ・ケイ素の水溶性・不溶性【2章-1】

シリカ・ケイ素の水溶性・不溶性アイキャッチ

水溶性・不溶性のシリカ・ケイ素とは?

水溶性シリカは、例えばシリカゲル。水に溶けないシリカは水晶や石英。

さて、ケイ素と聞いて思い浮かべるものはなんでしょうか?
わたしが真っ先に思い浮かべたものはガラスです。
その次に砂、乾燥剤(シリカゲル)。
みなさんもパッと思い浮かぶのはこの3つくらいかなと思います。
なんとなく水晶や石英など水に溶けないだろう「鉱物」のイメージが強いですが、ケイ素にもいろいろあるみたいです。

まず、既によく知られている分類は、シリカ(ケイ素)が水溶性か不溶性かということ。
もちろん多くの人は水溶性シリカを好みますよね。
それは当然です。シリカ(の中のケイ素)は水に溶けて腸で吸収されなければ、体に取り込まれないからです!

シリカの水溶性とは?

「水溶性」について考えてみます。
「水溶性」というのは「水」に「溶」けて水溶液を作る「性」質のことです。
そして、水溶性のものが溶けている液体を「水溶液」といいます。

ケイ素サプリで水溶性をPRしている商品は多くありますが、“液体状なので水溶性である”と、液体状であることを水溶性の証明のように記載しているサイトが目立ちます。

ここがポイント!
液体状のものを水溶性と言われたら私達はなんとなく納得します。
でも、化学的に言うと全く異なります。

固形でも水溶性!水溶性ケイ素と水溶液は別物!

水溶性シリカの粉末・錠剤もある

水を飲む女性

シリカ水・シリカ天然水やケイ素濃縮液が人気である理由は、見た目が液体・水なので、水溶性だということがとてもわかりやすい、またその一方で、錠剤などの固形サプリメントは見た目が固形なので、水溶性だとわかりにくい、という単純な理由からです。
本当は、植物性の固形シリカも間違いなく水溶性です。基本的には、その水溶度合いは変わりません。同じ水溶性のケイ素(Si)元素であれば、溶解度は決まっており、水に溶ける量は同じなのです。固形のシリカ・サプリメントだからその中のケイ素(Si)原子の水溶度合いが低い、というわけではありません。

素濃度も加味しよう。シリカ水やケイ素濃縮液は液体である分、濃度が低い!

シリカ水はケイ素濃度がとても低い

水溶性を語るときに、ケイ素濃度も無視してはいけません。とくに、シリカ水・シリカ天然水は圧倒的に他の商品よりケイ素濃度がとても低いです(商品によ っては固形のケイ素サプリメントの1000分の1未満)。
ケイ素濃縮液タイプはシリカ水より濃度が高いのですが、強アルカリ性にする薬品でケイ素を溶解しているため、結局、10倍以上の水などで薄める必要があります。つまり、シリカ水・シリカ天然水と一緒です。
また、アルカリ性から中性にすると、結局、ジェル状になってしまう様です(お腹の中ではどうなっているのか、想像できませんが・・)。
ケイ素濃縮液を飲んでいた人々から「液体を飲み過ぎて尿が近くなり困る」ということを何度も聞きました。水でも飲み過ぎは良いとは決して言えないことがわかっています。シリカ水やケイ素濃縮液(を希釈した液体)も同様です。
多めのケイ素を摂取したい場合は、液体シリカはオススメではないので、気を付けましょう。

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