第三章
医薬品とサプリメントの違い
【医薬品の基礎知識】
3-2. サプリメントの特徴を解説

サプリメントとは?
サプリメントとはどのようなものかご存じでしょうか?
サプリメントは、普段の食事で不足しがちな栄養素を手軽に補うための食品です。ビタミン、ミネラル、プロテインなど、体を元気に保つために必要な成分が含まれています。サプリメントは、食事の一部として摂ることで栄養バランスを整えたり、特定の健康目的をサポートすることを目的としています。
忙しい日常や食事の内容によって、必要な栄養を十分に摂れないことがあります。そんなときに、サプリメントは便利なサポートアイテムになります。医薬品とは異なり、予防や健康維持を重視しているため、日々の健康管理に取り入れる人が増えています。
サプリメントと機能性表示食品について
機能性表示食品は、特定の健康に良い効果を表示できる食品です。企業が研究を行い、消費者庁に申請して認められた効果を表示します。この食品は、生活習慣病の予防や健康維持を助けるために使われますが、国の許可が必要ではないため、選ぶ際は自分で考えることが大切です。
サプリメントの中にも機能性表示食品があり、特に膝関節痛に関連するものがあります。例えば、サケの鼻軟骨から作られたプロテオグリカンが含まれるサプリメントは、膝関節の動きをスムーズにし、関節の健康を守る効果が期待されています。また、ブラックジンジャー由来の成分は、年齢とともに減少する筋力をサポートし、膝を支える力を高める助けになるとされています。
サプリメントの効果と安全性は?
サプリメントは、病気を治したり、すぐに症状を改善するためのものではありません。あくまで、健康を保つための予防サポートとして活用するものです。特に膝や関節のケアをしたいと考えている方にとって、サプリメントは長期的に飲み続けることで、体内の栄養バランスを補う役割を果たし、毎日の生活の中で関節を健やかに保つために役立ちます。
安全性に関しては、基本的に正しい用法・用量を守れば、安心して利用できます。ただし、すでに何かの病気で治療中の方や、薬を服用中の方は、医師に相談してから始めてください。
また、成分や製造元に注意し、信頼できる製品を選ぶことが重要です。信頼のおけるメーカーや、日本国内で安全基準を満たしたサプリメントを選べば、安心して長く続けられるでしょう。