第六章
膝関節痛の治療・改善の医薬品(漢方)の一覧
6-1. 膝関節痛予防・治療の人気おすすめ医薬品まとめ
【膝関節痛予防・治療】医薬品7種比較一覧
ここでは、膝関節痛予防・治療の医薬品7種を表に商品概要をまとめてご紹介します。
実際、サプリメントだけの情報だけでは物足りないという一般消費者のため、偏りのない情報を提供していきたいと思います。
商品名 | 会社名 | 形状 | 内容量 | 1日の目安 | 成分 | |
1 | キューピーコンドロイザー | キューピー株式会社 | 錠剤 | 120錠 | 1日3錠 | コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、グルコサミン塩酸塩、ヒアルロン酸、ビタミンD3 |
2 | コンドロイチンZS錠 | ゼリア製薬 | 錠剤 | 90錠 | 1日2錠 | コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、グルコサミン塩酸塩、MSM(メチルスルフォニルメタン)、ビタミンB群 |
3 | キューピーコンドロイザーα | キューピー株式会社 | 錠剤 | 120錠 | 1日3錠 | コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、グルコサミン塩酸塩、ヒアルロン酸、ビタミンD3 |
4 | アクテージ | アクテージ株式会社 | 錠剤 | 60錠 | 1日2錠 | コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、グルコサミン塩酸塩、MSM(メチルスルフォニルメタン) |
5 | プログルコンEX錠ゴールド | 日本薬師堂 | 錠剤 | 186錠 | 成人3錠×2回(計6錠) | コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、グルコサミン塩酸塩、フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)、ビタミンB6、ニコチン酸アミド |
6 | 牛車腎気丸(ぎゅうしゃじんきがん) | クラシエ | 丸剤 | 120丸 | 1日3丸 | 熟地黄、山薬、茯苓、桂枝、牡丹皮、甘草 |
7 | 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) | クラシエ | 丸剤 | 120丸 | 1日3丸 | 桂枝、茯苓、白朮、牡丹皮、桃仁 |
それぞれの医薬品は、次のページにて目的別でご紹介しています。
【膝関節痛予防・治療】医薬品の選ぶときのポイント

膝関節痛の治療薬・医薬品を選ぶ際に注意したいポイントを3つご紹介します。
- 目的や症状に応じた薬を選ぶ(関節ケア、痛みの緩和、神経痛・疲労の改善)
- 即効性が求められる場合は医薬品、体質改善を目指すなら漢方薬を選ぶ
- 副作用リスクを理解し、自身の体調や体質に合った薬を使用する
また、治療薬や医薬品を選ぶ際は、自分にあった安全な薬を服用することがとても重要です。
人それぞれ体質は違いますから、かならず医師や薬剤師に相談しながら決めるようにしましょう。
1. 症状や目的別に選ぶ
膝関節痛の症状やその原因に応じて、医薬品を選ぶことが大切です。次に、目的別に選ぶポイントをまとめました。
① 関節ケア(関節の保護・再生)
関節痛が軽度で、関節の健康を長期的にサポートしたい場合や、軟骨の保護・再生を目的とする場合には、次のような製品が適しています。
② 痛みの緩和
急性の痛みや炎症がある場合は、即効性のある鎮痛薬や炎症を抑える薬を選ぶ必要があります。
③神経痛・疲労の改善
膝の痛みが神経痛や疲労による場合は、神経痛や代謝をサポートする医薬品を選ぶと良いです。
2. 医薬品か漢方か
膝関節痛の治療には、医薬品と漢方薬のどちらも効果的ですが、それぞれの特徴に基づいて選ぶことができます。
① 医薬品
- 即効性が高く、炎症や痛みの抑制に効果があります。
- 特に、NSAIDsは、急性の痛みや炎症に迅速に対応しますが、長期間の使用による副作用(胃腸障害や腎機能の低下)に注意が必要です。
② 漢方薬
- 体質を改善し、長期的に症状を和らげることが目的で、即効性は劣りますが、副作用が比較的少ないのが特徴です。
- 慢性的な膝の痛みや冷え、体の虚弱を感じる場合は、漢方薬を長期間使用して体質を改善することも検討できる。
3. 副作用を考慮する
どの医薬品にも副作用のリスクがあるため、使用する際にはそれらを理解し、慎重に選びましょう。
① 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の副作用
消化管障害(胃潰瘍や胃炎)、腎機能障害のリスクがあります。長期間使用する場合や、胃が弱い人は注意が必要です。
② 神経痛治療薬の副作用
めまいや眠気が副作用として現れることがあり、服用後に車の運転や機械操作を行う際には注意が必要です。医師の指導のもとで使用することが推奨されます。
③ 漢方薬の副作用
漢方薬は比較的副作用が少ないですが、体質に合わない場合や、過剰摂取による不快感が生じることがあります。たとえば、牛車腎気丸や八味地黄丸では、体が温まりすぎてのぼせたり、胃の不調が出たりする場合があるため、体質に合ったものを選ぶことが大切です。