2-2. 生活習慣病のなりやすい習慣や原因とは？病気ごとの原因を解説

生活習慣病のなりやすい習慣や原因とは？病気ごとの原因を解説

生活習慣病の原因というと、喫煙や過度な飲酒、食べ過ぎなどを思い浮かべる方が多いと思います。

生活習慣病が発症する原因は、生活習慣だけでなく、遺伝や環境などの原因因子とも関わって発症することが多いです。

参考：南山堂
「まるごとわかる！生活習慣病」3ページ

つまり、厳密にいうと「生活習慣が悪いから病気になった」でなく、遺伝や環境面での原因と交わって発症してしまうのです。

1974年にハーバード大学のジーンメイヤー教授が発表した「あなたの夫を早死にさせる10か条」をご存知でしょうか？

【早死にしやすい10か条】

これは、早死する生活習慣です。

タバコやお酒、肥満などの他に、「リラックスさせない」「寝不足」「塩分の高い食事」なども病気になりやすく注意が必要です。

生活習慣病には以下の病気が含まれます。

では、それぞれなにが原因なのでしょうか？

簡単に表にまとめたので、気になる病気や自分の食生活から、注意すべき生活習慣病をチェックしてみてください。

▼病気別原因となる「生活習慣」

▼病気別原因となる「食生活」

	原因となる「食生活」
2型糖尿病	糖分、炭水化物の摂りすぎ
高血圧	塩分の摂りすぎ、過度な飲酒
脂質異常症	過食、過度な飲酒、脂質の摂りすぎ（脂っこい食事など）
がん（大腸がん、肺扁平上皮がん）	塩分過多、過度な飲酒、野菜（食物繊維）不足、熱すぎるものや飲み物、加工肉（発がん性物質）
慢性気管支炎	喫煙
アルコール性肝障害	過度な飲酒
肥満症・メタボリックシンドローム	食べ過ぎ、過度な飲酒、炭水化物の摂りすぎ、糖分の摂りすぎ、など

それぞれの生活習慣病の原因となる生活習慣、食生活からわかるように、喫煙、運動不足、肥満、過度な飲酒、偏った食事は、なにかしらの病気の原因といえます。

生活習慣・食生活のほかにも、遺伝的な原因や、環境汚染などによる原因もあります。

しかし、生活習慣・食生活が発症の引き金となる場合が多いので、禁煙・定期的な運動・バランスの良い食事は心がけていきたいですね。