第一章
あなたにも生活習慣病の危険性があるかも
~生活習慣病のセルフチェックしてみよう~
生活習慣病を改善・対策しないとどうなる?対策・予防をしないリスクについて解説

生活習慣病を甘くみていませんか・・・?
生活習慣病は日々の生活習慣から起こる病気であり、予防ができることから、軽く見ている方もいるかもしれません。
メタボリックシンドロームや高血圧、糖尿病などの病気は生活習慣病の一つとして有名ですよね。
しかし、テレビやSNSでも取り上げられやすい病気であることから、身近な病気になりすぎて、危機感が薄れていっているようにもみえます。
「まだ若いから」「もう少し年を取ったら注意すれば大丈夫」
そう思っているのは危険です。
生活習慣病の改善・予防には生活習慣の見直しが必要であり、数日で改善・予防できるものではありません。
生活習慣病を改善・対策せずに放っておくとどうなる・・・?対策・予防しないリスクとは?

生活習慣病は「サイレントキラー」とも呼ばれており、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの気づきにくい病気であることから、治療を放置する方が多くいます。
実際に、糖尿病などの生活習慣病が疑われる人のうち、治療をしているのは、およそ4人に1人とも言われており、過半数の人は治療や改善をせずに生活しているそうです。
また、医療機関で糖尿病の治療を受けている人のうち、1年で8%の人は治療をやめてしまうという調査結果もあります。
仕事で忙しいから、治療費が高いからという理由で生活習慣病の治療をやめてしまうそうです。
では、そのまま生活習慣病を放置するとどうなるのでしょうか?
生活習慣病をそのままにしておくと、動脈硬化が起こり、その後、狭心症や心筋梗塞,脳卒中などの恐ろしい疾患で重度の障害が残ったり、命を落とす可能性もあります。
▼生活習慣病によって動脈硬化が起こると・・・
心臓の場合 | 心筋梗塞、狭心症などの危険性あり |
脳の場合 | 脳卒中(脳梗塞、脳血栓)などの危険性あり |
足の場合 | 閉塞性動脈硬化症などの危険性あり |
大動脈の場合 | 大動脈瘤、大動脈解離などの危険性あり |
生活習慣病の初期は自覚症状がほとんどないため、放置してしまう方もたくさんいます。
日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病なども生活習慣病の一種で、こういった病気を回避するためにも、定期的な検診、生活習慣病の予防・対策でリスク回避することが大切です。
生活習慣病はほとんど治らない!?一度発症すると生涯にわたって治療が必要になる可能性も
生活習慣病は一度発症すると、生涯治療が必要になる可能性もあります。
絶対に治らないわけではありませんが、ほとんどの場合、生涯治療を続けていかなければいけません。
治療では、食事療法や運動療法など生活習慣を変える必要があります。
この治療は一定期間ではなく、長期的に、あるいは生涯続けなければいけないので、精神的な負担になってしまうかもしれません。
生活習慣病によるリスクをなくして、生涯健康で楽しく生きていけるように、今から予防対策をしていくことをおすすめします!