野菜不足におすすめのお茶!ベスト3&全種紹介

■忙しい毎日、野菜不足にはお茶でビタミン・ミネラル摂取! 

忙しい現代人の生活。時間をかけて食事を作ることが難しくなり、外食であったり、インスタントな食品の割合が増える傾向にあります。するとどうしてもそういった食事は、野菜が少ないことが多く、1日に必要なだけの十分なビタミン・ミネラルを摂取することが難しくなってしまいます。そんなときにおススメしたいのがお茶習慣!健康茶の中には、ビタミン・ミネラルを多く含むお茶があり、栄養不足解消に役立ちます。野菜ジュースなどは、1日に頻繁に飲むことは難しいですが、お茶であれば毎日の定番の飲み物として飲むことができ、定期的な栄養摂取につながります。ここでは健康茶の中でも、特に栄養豊富なお茶について紹介していきます。

■野菜不足のときこそ栄養補給!おすすめのお茶 ベスト3

1位 モリンガ茶

◎特徴:

「ミラクルツリー(奇跡の木)」と呼ばれるモリンガは、インド、東南アジア、アフリカ等で伝統医学として利用されてきた生薬。その葉にはビタミン、ミネラル、タンパク質が豊富に含まれ、WHO(世界保健機関)によって、数十年前からソマリアやインドなど途上国の栄養問題改善のためにも使われています。

◎野菜不足対策への有効成分:

ビタミンA、B1、B2、C、E、タンパク質、カルシウム、鉄分、カリウム、ポリフェノールなど

◎有効成分の作用:

モリンガには多数の栄養素が豊富に含まれ、普段多くの人が野菜で摂取しているビタミン、ミネラルなどの成分によって、それぞれの栄養成分が持つ機能によって体の調子を整える作用をしてくれます。毎日の野菜不足も、モリンガ茶で補うことができる心強いお茶です。

◎研究データ:

モリンガの栄養成分を計測した研究によると、モリンガには人参の10倍のビタミンA、みかんの5倍のビタミンC、バナナの15倍のカリウム、ほうれん草の28倍の鉄分、牛乳の16倍のカルシウム、ヨーグルトの9倍のタンパク質などが含まれていることが分かっています。

(出典:日東物産商事)

2位 桑の葉茶

◎特徴:

桑は中国や日本に生育するクワ科の落葉高木です。絹を作り出す、蚕の飼料として有名ですね。最近では、栄養価の高さも注目され、お茶としての需要も伸びています。味は香ばしく、ほのかな甘みがあります。

◎野菜不足対策への有効成分:

ビタミンB2、ビタミンC、鉄、ナトリウム、カリウム、カルシウム、食物繊維、たんぱく質、亜鉛

◎有効成分の作用:

日本人の20歳以上女性で栄養素が一日に不足している量を桑葉粉末2g(約ティースプーン1杯分)をとることにより、図のとおり補給が可能となっています。他、ビタミンB1(28%補給)・鉄(7%補給)など、毎日の野菜不足を手軽に補うことができます。

◎研究データ:

ある桑の品種の研究では、カルシウムが脱脂粉乳の約3倍、食物繊維がごぼうの7倍、カリウムがパセリの2.5倍、亜鉛がしその1.5倍、鉄が小松菜の4倍、ビタミンB1がアスパラガスの2倍、ビタミンB2が小豆の7倍、αカロテンがかぼちゃの44倍、βカロテンが人参の2倍、含まれているという結果が出ています。

(出典:シマグワの栄養成分資料)

3位 マテ茶

◎特徴:

南アメリカで愛飲されているマテ茶は、非常に栄養価が高く、現地では「飲むサラダ」として呼ばれているほど。マテの木の葉と枝を乾燥させた茶葉から作られてこのお茶は、甘みと苦みのある独特の味です。

◎野菜不足対策への有効成分:

鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミンはA、B、カリウムなど

◎有効成分の作用:

カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分、食物繊維を豊富に含むマテ茶は、南米特有の肉料理中心の食生活であっても、慢性的な野菜不足を補って余りあるバランスの良い健康効果を示しています。空気の薄い山岳地帯のインディオの人たちの強健な体力の秘密の一つはこのマテ茶にあるといわれています。現代人の野菜不足にこそおすすめのお茶です。

◎研究データ:

海外のある研究では、マテ茶に含まれるなかでも特に多いミネラル、うち最も多いカルシウムとマグネシウム、鉄、マンガン、亜鉛の含有量を紅茶、煎茶、ウーロン茶などと比較しています。どの項目においても、マテ茶が最も多量に含んでいることが分かります。

■野菜不足解消に効果的なその他のお茶

ナタマメ茶
ナタマメは東南アジア原産のマメ科の植物。ナタマメ茶には、ミネラル、ビタミンはもちろん、良質のタンパク質、食物繊維、サポニン、鉄分などがたっぷり含まれています。野菜不足を解消し、健康維持、老化防止などに効果的なお茶です。

ヤーコン茶
ヤーコンは南米アンデス山脈地方原産のキク科の植物です。ヤーコン茶には、ビタミンA・B1・B2・C・カルシウム・カリウムなどが豊富に含まれています。ダイエット効果と合わせて、野菜不足を補い、栄養を取りながらきれいになれるお茶です。

ヨモギ茶
ヨモギは昔から日本で薬用として重宝されてきた、生命力の強い植物。ヨモギのお茶はビタミン、ミネラル、鉄分、カルシウム、カロテンなどを豊富に含み、体の調子を整え、抗酸化作用で老化も防止するなど、その薬効から「草のダイヤモンド」と呼ばれるほど。野菜不足を解消するのにおすすめのお茶です。

シジュウム茶
シジュウムは南米原産の植物で、多くの効能を持つことから俗に「医者いらず」ともいわれます。お茶の成分としては、体に必要なタンニン・ビタミンA・C・力ルシウム・カリウム・マグネシウム・リン・鉄分・葉緑素・葉酸などのミネラル成分が豊富に含まれており、野菜不足解消にも役立ちます。

クコ茶
クコ(枸杞)は中国では漢方として扱われ、そのお茶は長寿を約束する「延命茶」として親しまれてきました。そんなクコ茶には、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、リン鉄、カリウムといった栄養成分を豊富にふくむことで、野菜不足を補い、美容と健康をしっかりとサポートしてくれます。

ローズヒップティー
ローズヒップとはバラの花が咲き終わった後の実のことで、「ビタミンの爆弾」とも呼ばれるほど、豊富なビタミンCを含んでいます。それだけでなく、カルシウム、鉄分、βカロチン、リコピンなども豊富に含んでいるため、野菜不足を補い、美容効果とあわせて、女性におすすめのお茶です。