■同じお茶を選ぶにも、品質が高く、安全なものを選ぶ
美容や健康にいいお茶の選び方、1点目では、自分に合った種類のお茶を選ぶことが大切だと述べました。2点目は品質の高い安全なお茶を選ぶということ。同じ植物原料を使ったお茶でも、メーカー・販売店によって、効果効能や安全性には大きく差が出ます。それは原料となる植物の品種、それを栽培した土地や製造方法が異なるから。品質の優れたお茶を飲むことで、効果効能はより発揮されやすくなります。逆に、品質の良くないものを飲むと、ほとんど効果が出ないということも十分にありえます。せっかく毎日飲み続けるのだから、健康や美容の目的をかなえてくれるものが良いですよね。
また、安全性が疑われるお茶もおすすめできません。からだの為に飲むものだからこそ、安全なものでできているか、危険な成分が入っていないかはは気をつけたいところ。安心して飲めるものがいちばんです。また、余分な成分がないことで結果的に、効果効能も高まるでしょう。
■信頼できる品質と安全性のあるお茶を選ぶコツ
●1)科学的に効果が実証されている高品質のお茶を選ぶ
実は健康茶の効果については、民間伝承レベルで、良いとされているだけのお茶も数多くあります。ですから、それが本当に効果があるのかないのかは実際のところ分からないというのが実状です。効果効能を期待するのであれば、科学的にその効果が実証されているものを選びましょう。原料となる植物についての効果検証もそうですが、その健康茶の商品に使われている原料についての効果検証があるのが最も良いと言えるでしょう。品質にこだわっている会社であれば、必ず商品の紹介案内(HPやパンフレットなどに、信頼性のある検証結果について掲載している可能性が高いでしょう。実際、健康茶の商品には効果を期待させる文句が書かれているかもしれませんが、科学的な根拠を明示している会社・商品はそう多くありません。安易な煽り文句に乗ることなく、信頼できる情報を探しましょう。
●2)原産地が明記されている安全なお茶を選ぼう
お茶の原産地は、そのまま土地の質を反映させるものです。お茶は素材そのままに近い状態で口に入れるものであるため、土地の汚染や環境の影響によって質が左右されやすく、安全面でも不安が残ります。
「国内製造の○○茶」「国内商社から仕入れ」などの表記しかされていないものは、原料の原産地は海外である、もしくは把握されていない可能性が高いです。また、メーカーによっては「国産」という表示はされているものの、実際は様々な地域の原料を混ぜ合わせて使用しているものもあるので注意が必要です。そのようなお茶は安全面で不安が残るだけでなく、雑味が出てしまうという風味の面においてもマイナスです。特定の生産地で採れたお茶は生産者の顔も見えやすく品質も安定しています。商品案内に原産地などがはっきりと明確に記載された安全な商品を選ぶようにしましょう。
●3)無添加無農薬の安全なお茶を選ぼう
健康茶の商品のなかには、調味料や甘味料などの添加物が含まれているものもあるいますので、気をつけましょう。添加物は、それ自体が体に良くないというだけでなく、健康茶の純度を下げ、成分によっては健康茶の効果効能を阻害してしまう可能性もあります。ですから無添加にこだわった商品やメーカーを選ぶのが安全です。
また、農薬が使用されている場合だと残留農薬が心配です。お茶は野菜や果物のように皮を剥いたり洗ったりすることができず、素材そのままを煮出して飲むものですから、安全の面から特に注意したいところ。無農薬のものか、農薬を使用している場合なら残留農薬の検査を受けたものかについては必ず確認しておきましょう。