認知症・物忘れ予防対策③食事改善【2章-3】
食事改善で認知症を予防できる?
認知症は日々の食事改善で予防できます。今までのアルツハイマー病の根本治療薬の研究・開発の中で、科学的に認知症予防に効果がある成分や食材がわかっています。
料理や食べることが好きな方であれば、有効成分や成分が含まれている食材を積極的に取りいれて、認知症や物忘れの予防をするのもおすすめ方法です!
そこで、ここでは認知症や物忘れの予防に効果的な食材や食事8種類をご紹介します。
認知症や物忘れ予防に効果のある成分に関しては、第3章で詳しく取り上げているので、ぜひ参考にしてください。
認知症予防に積極的に摂りたい食事や食材とは?
認知症予防のための食材や食事を8種類ご紹介いたします。
<認知症予防におすすめの食材・食事8種類>
① カレー
カレーに含まれるウコンには「クルクミン」という成分が含まれています。クルクミンには認知症の原因成分であるアミロイドβの蓄積を抑える働きがあります。
② 緑茶・抹茶
緑茶にはカテキンの一種である「エピガロカテキンガレート」という成分が含まれています。このカテキンには認知症の原因物質であるアミロイドβの分解をする働きがあります。
③ 赤ワイン
赤ワインにはトランスレスベラトロールという抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれています。動脈硬化の防止や脳の血流を改善し、血管性型認知症の予防効果が期待できます。
④ 魚
魚にはDHAやEPAが豊富に含まれており、一部の認知機能の向上や血流改善の効果があります。
⑤ 玄米・全粒粉
玄米や全粒粉にはフェルラ酸が含まれています。フェルラ酸は抗酸化作用や認知機能改善に役立つ成分で、認知症の予防にもつながります。
⑥ 納豆
納豆に含まれるナットウキナーゼには認知症の原因物質であるアミロイドβの繊維を分解する効果があり、認知症予防に注目されています。
⑦ 緑黄色野菜
緑黄色野菜にはビタミンや葉酸などの成分が含まれています。ビタミンは血管の老化や抗酸化作用を高める働きがあるので、健康のためにも積極的に摂りたい食材です。
⑧ コーヒー
コーヒーにはカフェインや抗酸化作用のあるクロロゲン酸という成分が含まれます。カフェインには記憶力改善の効果が期待されており、物忘れの予防におすすめです。
参考:世界初・認知症薬開発博士が教える認知症予防 最高の教科書
学研Cocofump「【医師監修】認知症予防に効果的な食事は?ボケ防止に効く食材・食事方法を徹底解説」
https://www.cocofump.co.jp/articles/byoki/25/
認知症予防の食事改善で1番大切なのは「バランス」
認知症や物忘れの予防に効果のある食材や食事をご紹介しましたが、これらをたくさん摂ればいいというわけではありません。
大事なのはバランスの良い食事を心がけることです。摂取カロリーや塩分、糖分の摂りすぎに気をつけ、肥満や生活習慣病、血管系の病気にならないことも認知症の予防対策になります。
認知症や物忘れが不安な方は、現在の食事内容を見直し、紹介した認知症予防におすすめの食材・食事を参考に改善してみてください。