歯周病の危険度セルフチェック【1章-2】

歯周病の危険度をチェックしてみよう

それでは、歯周病の危険度をチェックしてみましょう。

表1は歯周病黄色信号(危険度:中)の項目、表2は歯周病赤信号(危険度:高)の項目です。それぞれの表の当てはまるものに○をして、危険度を確認してみてください。

【表1:歯周病の危険度セルフチェック<黄色信号>】

Q1 歯と歯の間に食べかすが詰まりやすい ⭕    or    ✖︎  
Q2 歯磨きのときに硬いものを食べると、歯肉から血が出る ⭕    or    ✖︎  
Q3 歯肉が赤黒く、押すとブヨブヨしている ⭕    or    ✖︎  
Q4 硬いものを噛むとき、歯が頼りない感じがする ⭕    or    ✖︎  
Q5 歯の根が露出している ⭕    or    ✖︎  
Q6 冷たいものや甘いものがしみる ⭕    or    ✖︎  
Q7 タバコを吸う ⭕    or    ✖︎  

上の歯周病の危険度セルフチェックの「黄色信号」の項目に○がつく方は、歯周病の可能性があるため、対策をして歯科での検診を受診してみてください。

【表2:歯周病の危険度セルフチェック<赤信号>】

Q1 グラグラしている歯がある ⭕    or    ✖︎  
Q2 歯が伸びて長くなったように見える ⭕    or    ✖︎  
Q3 歯と歯の間に隙間があいてきた ⭕    or    ✖︎  
Q4 歯肉から膿みが出る ⭕    or    ✖︎  
Q5 歯の噛み合わせがおかしくなった ⭕    or    ✖︎  
Q6 歯を磨いても口臭がきついといわれることがある ⭕    or    ✖︎  

出典:倉治ななえ「図解むし歯 歯周病の最新知識と予防法」日東書院,2015年発行

上の歯周病の危険度セルフチェックの「赤信号」の項目に○がつく方は、歯周病が進行している可能性があります。できるだけ早く歯科で検査と治療を受けるようにしましょう。

若い世代にもリスクがある!歯周病になりやすい人の特徴

歯周病になりやすい人とは、どんな人でしょう。
「歯周病は歳をとるにつれて発症する口腔内疾患」と思っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、実は、歯肉の問題は10代後半からどんどんが増えていき、20代でも70%程度の方が歯肉に所見があるといわれています。

つまり、10〜30代の若い世代の方も歯周病のリスクが十分にあるのです。

画像出典:倉治ななえ「図解むし歯 歯周病の最新知識と予防法」電子書籍ページNo.232,日東書院,2015年発行

では、歯周病になりやすい人の特徴とはなんでしょうか?

<歯周病になりやすい人の特徴>※1
・喫煙者
・歯を磨かない人
・糖尿病の人
・口呼吸をする人
・歯ぎしりをする人
・歯並びが悪い人

喫煙や歯磨きをしないことで歯周病になりやすいのはイメージがつきやすいですが、口呼吸や歯ぎしりが癖になっている人も歯周病のリスクが高いと言われています。

当てはまる方は、癖の改善や歯周病予防対策を意識して歯周病を防ぐようにしましょう。

【参考文献】
※1:医療法人徳心会グループ「歯周病になりやすい人7選」
https://www.tokushinkai.or.jp/periodontal/periodontal-disease-7-pattern