食材に含まれるコラーゲンにも種類がある
ランキングを見ていただくと分かる通り、コラーゲンを多く含む食材は、肉や魚など、たんぱく質を多く含む動物たちから摂ることができます。
また、そのなかでもコラーゲンの種類は、動物の肉や内臓などに含まれる「動物性コラーゲン」と、魚の皮やうろこなどに含まれる「海洋性コラーゲン」に分かれ、それぞれに特徴を持っています。
2種類の食材に含まれるコラーゲンの特徴
動物性コラーゲンは、人のアミノ酸の構造に近いという特徴と、比較的安価で手に入りやすいというメリットがあります。一方、脂質が多いため純度が低く、体内に吸収されるために必要な温度が35~40度と高めです。吸収に時間がかかる、また高カロリーになりやすいというデメリットもあります。
海洋性コラーゲンは、体内に吸収されるために必要な温度が15度ほどであるため、体内で効率よく吸収されやすいといわれています。また、脂質が少ないため純度が高く、動物性に比べて低カロリーです。
ただ、コラーゲンを多く含む魚類は高価な食材も多いので、毎日手軽に食べるというわけにはいかない、というのがデメリットです。
2つの代表的なコラーゲン食材例
それぞれの代表的なコラーゲンの食材の例を見てみましょう。
動物性コラーゲンを多く含む食材
牛スジ、牛タン、牛すね肉、スペアリブ
豚足、豚バラ肉、豚レバー、豚白モツ
鶏の皮、軟骨、砂肝、手羽先、鶏モモ など
海洋性コラーゲンを多く含む食材
フカヒレ、ウナギ、カレイ、シシャモ、
アジ、イワシ、エビ、イカ、タコ、
ナマコ、アナゴ、アンコウなど
動物性コラーゲンと海洋性コラーゲンのそれぞれ特徴を理解した上で、普段食べる食材からも良質なコラーゲンを摂取できるといいですね。
(レシピコラム)コラーゲンの多い食べ物を活用したレシピ<2>
あなごの茶巾寿司
材料 | 分量(2人分) |
---|---|
焼あなご | 100g |
きゅうり | 1/2本 |
塩 | 少々 |
ガリしょうが | 20g | みつば | 少々 |
(酢飯) | |
こめ | 1カップ |
酒 | 大さじ1 |
こんぶ | 少々 |
(合わせ酢) | |
酢 | 大さじ1 |
レモン果汁 | 大さじ2/3 | 砂糖 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/2 |
鶏卵 | 2個 |
シートゼラチン | 2枚 |
【作り方】
- あなごを一口大に切る。きゅうりを薄い輪切りにして、塩もみをして水気を絞っておく。ガリしょうがを千切りにする。みつばは根を切り、湯をかけてしんなりさせておく。
- 酢飯を作る。酒とこんぶを入れて炊いたご飯に、合わせ酢を回し入れ、切るように混ぜて冷めたら1)を混ぜ合わせる。
- 薄焼き卵の上にシートゼラチンを載せ、小さめのこぶし大に握ったご飯を包む。みつばで縛り、茶巾を作る。
完成!