コラーゲンには副作用があるって本当?
お肌の美容や、骨・関節の健康などに良いコラーゲン。コラーゲンは人の体のあらゆる部分を構成する成分であり、基本的に副作用の心配はないと言われています。
そうはいっても、摂りすぎなどによる体への悪影響はないのでしょうか?気になるところですよね。ここでは、コラーゲンの摂取によって、どのような副作用の可能性があるのか、チェックしていきたいと思います。
副作用の疑問① コラーゲンを過剰摂取するとどうなる?
コラーゲンの摂取量の目安は、1日5g~10gと言われています。ですが、コラーゲンはタンパク質になので、摂りすぎたからといって、ただちに健康に影響があるものではありません。食事で肉や魚をいつもより多く食べたとしても、ほとんどの場合、特に問題が起こらないのと同じです。
ただ、もともと胃腸が弱いなど、体質によっては、消化器官に負担がかかり、不調が起こることもまれにあります。ひとつは消化が追いつかずに下痢を起こす場合、もうひとつは逆に、コラーゲンの性質から、腸の消化の動きが変わるため、便が硬くなり、便秘になることがあります。
いずれにしても、目安量は必ず守ること、不安な場合は、目安より少ない量から始め、体調をみながら徐々に増やしていくとよいでしょう。
副作用の疑問② 薬との飲み合わせは問題ない?
コラーゲンは食品なので、薬との飲み合わせで副作用の問題が起きることはまれですが、まったく影響がないとは言い切れません。また、コラーゲンサプリなどの製品によっては、コラーゲンそのものが問題にならなくても、添加物や他の配合成分との飲み合わせで副作用の可能性がある場合もあります。持病がある方、通院されている方、薬を服用中の方、妊婦の方などは、念のため、かかりつけの医師や薬剤師に相談してから摂るようにしましょう。
副作用の疑問③ アレルギーが出る可能性はある?
コラーゲンはゼラチン由来のタンパク質であるため、まれに体質などによりアレルギー症状の副作用が出る方もいます。
コラーゲンの原料は、牛、豚、魚などのため、それぞれの食物アレルギーをお持ちの方は、特定の原料が含まれるコラーゲン製品は避けるようにしましょう。万一、かゆみや湿疹などの症状があらわれたら、すぐに食べるのをやめて、医師に相談してください。
コラーゲンを安心して飲むために
コラーゲンは食事や食品からも摂取できる成分なので、副作用が出るケースはまれです。ただしたくさん摂れば良いというわけではないので、過剰な摂取には注意が必要です。
1日5g~10gの目安量はしっかりと守っていくようにしてください。
また、コラーゲンは食品のため、基本的に誰でも摂取することができる成分ですが、例外として体調不良時、病気を治療中の方、妊娠中の方、未成年の方などは用法・用量に注意が必要となる場合もあります。何か体に副作用と思われるような異変があった場合は、コラーゲンの摂取を中止し、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。