403-頻尿・夜間頻尿の医薬品の一覧

頻尿・尿漏れ・夜間頻尿用の医薬品8種の比較

ここでは、頻尿・尿漏れ・夜間頻尿用の医薬品8種を表に商品概要をまとめてご紹介します。実際、サプリメントだけの情報だけでは物足りないという一般消費者のため、偏りのない情報を提供していきたいと思います。次に、データから見える「サプリと医薬品の比較ポイント」を考えましょう。

サプリと医薬品の比較ポイント

結論から言うと、どちらが良い、とは一概には言えません。個人個人がいろいろな情報から、以下のポイントを考えていくべきことになります。

医薬品の特徴はやはり臨床試験・科学的根拠がしっかりとそろっている成分を使っていることであり、とりわけ「重度の頻尿・尿漏れなどの症状」であればお医者様のご指導のもとで医薬品に頼ることが一般的に多いかもしれません。

しかし、一方で、サプリメントが必ずしも良くないとも言えません。本サイトで、サプリメントと比較したときの医薬品の特徴、比較検討結果としては、以下となります。

①　医薬品はいずれも、化学合成原料や非天然由来原料、添加物区分原料を使っており、サプリと比べ、それらの原料を使っていない商品はほぼない。

②　医薬品はサプリメントより圧倒的にコストが高い。やはりお金はみんなにとって大事。医薬品の1日当たりのコストはサプリメントと比べて3～10倍！

③　サプリメントの主要原料も、決して、科学的根拠データが全くないわけでもない。実際に、医薬品になるためには莫大な費用と時間が必要な制度であることがネックで、本当は良いものなのに、医薬品成分に認定されていないものも多いものは事実。しっかりと調べてみる価値はある。

そのため、安全度／食品原料・天然由来かどうか、また、軽度か重度か（初期かどうか）、年齢、お医者様の診断を受けたいか、などのいろいろな個人の状態・意思によって、選択するべきものだと言えます。

本サイト以外の情報も含め、いろいろな観点・客観的な事実からじっくりと考えて、自由に選択をしてほしいと思います。

「サプリメントによく使われる主要成分」はこちらへ

「人気サプリメントの価格帯／1日のコスト」はこちらへ

頻尿・夜間頻尿の改善効果が期待できる指定第2類医薬品

頻尿や夜間頻尿、尿トラブルを改善するためには、サプリメントを使用する以外に、医薬品を使用する方法があります。

ここでは今回の調査で発見した、尿トラブルに効果が期待できる医薬品を一覧でご紹介します。

今回の調査では、サプリメントと同じでドラッグストアやインターネットで購入できる頻尿や夜間頻尿の医薬品を調査しました。

先ずは販売時の情報提供や、陳列の方法が指定されている指定第2類医薬品をご紹介します。

その後、多くの種類が販売されている頻尿や夜間頻尿の第2類医薬品をご紹介します。ぜひ、サプリメントと同様に、選択肢のひとつとして様々な医薬品の商品詳細を一読ください。

※すでに別の医薬品やサプリメントを使用している場合は、医師や薬剤師などに相談してから使用するようにしましょう。

ハルンケア顆粒/大鵬薬品

『ハルンケア顆粒』は、体の中からあたためて昼間や夜間の頻尿に効果を発揮する、顆粒タイプの指定第2類医薬品です。

独自製法の、ジオウやタクシャ、ボタンピやブクリョウなどを使用したショウガエキスHが、尿を溜めたり出したりする機能の改善に効果を発揮します。

味は苦みが少ないチョコレート風味になっているため、飲みやすくなっています。

スティックタイプで持ち運びが便利です。

尿トラブルの改善効果が期待できる第2類医薬品

一般市販薬の中で、最も多いのが第2類医薬品です。

第1類医薬品や指定第2類医薬品とは異なり、購入の際に薬剤師から指導や情報提供などの義務がないため、レジに持っていけば簡単に購入することができます。

今回は、尿トラブルに効果が期待できる第2類医薬品をご紹介します。

ユリナールb/小林製薬㈱

レンニク、バクモンドウ、ブクリョウ、ニンジン、シャゼンシ、オウゴン、オウギ、ジコッピ、カンゾウの、9種類の生薬からなる清心連子飲（せいしんれんしいん）という漢方の製剤が『ユリナールb』です。

膀胱機能を改善して、膀胱に尿を溜められるようにするため、頻尿などの尿トラブル改善に効果を発揮します。

六味丸料エキス錠クラシエ/大峰堂薬品工業㈱

六味丸という、漢方の古典といわれている「小児薬証直訣」に収録されている薬方のエキスを使用した医薬品が『六味丸料エキス錠クラシエ』です。

尿の量が少ない、尿が出にくい、頻尿などの排尿異常の改善や、肝機能を高め、むくみやかゆみの改善などに効果を発揮します。

ウロバランス/佐藤製薬㈱

『ウロバランス』は、10種類の生薬から成る漢方処方「牛車腎気丸」のエキスを、飲みやすい細粒にした医薬品です。

「牛車腎気丸」は高齢者の頻尿、特に夜間頻尿をはじめ、腰痛や下肢痛、糖尿病などの合併症の神経障害によるしびれなどに使用されています。

『ウロバランス』は排尿障害や頻尿、しびれなどの改善に効果を発揮します。

ツムラ漢方八味地黄丸料エキス顆粒A/㈱ツムラ

なかなか疲れが取れない、腰が痛い、尿の出が悪い、夜間何度もトイレに行く、軽い尿漏れなどのときに使用されてきた、「八味地黄丸」という漢方薬から抽出したエキスを使用した医薬品です。

腎臓を元気にして、尿トラブルなどの改善を目指します。

服用しやすい顆粒タイプです。

クラシエ八味地黄丸A/クラシエホールディングス㈱

クラシエホールディングス㈱が販売する『クラシエ八味地黄丸A』は、八味地黄丸と呼ばれる、漢方の古典といわれている中国の医書に収載された薬方の成分を使用している医薬品です。

疲れやかすみ目、下肢痛や頻尿、排尿困難などの症状に効果があります。

ベルアベトン/クラシエホールディングス㈱

漢方の古典といわれている中国の医書に収載されている、八味地黄丸という薬方からなる医薬品が『ベルアベトン』です。

ひとつ上でご紹介した『クラシエ八味地黄丸A』とほとんど同じ医薬品です。

疲れやすくて手足が冷える方の頻尿や軽い尿漏れ、かすみ目などの症状に効果があります。

ボーコレン/小林製薬㈱

膀胱が炎症を起こすことが原因の、排尿時の痛みや残尿感、頻尿などの症状を徐々に緩和するのが『ボーコレン』です。

抗菌・抗炎症・傷修復などの作用がある、11種類からなる五淋散という漢方処方しており、膀胱の炎症を抑えて、菌を押し流すことで症状を改善します。

膀胱の炎症が原因の尿トラブルでお悩みの方におすすめです。

尿トラブルには医薬品か？サプリメントか？

ここまで尿漏れや頻尿、夜間頻尿といった尿トラブルに効果がある医薬品や改善が期待できるサプリメントについてご紹介してきました。

では実際に、尿トラブルには医薬品かサプリメント、どちらを使用したらいいのでしょうか？

もしあまりにも量が多い尿漏れや、日常生活に支障がでるような頻尿、夜間のトイレ回数が多すぎて睡眠不足のような、症状が重いような場合は、病院へ行き診察を受けましょう。

医療用医薬品よりも、副作用などのことを考え製造される一般用医薬品や、食品であるサプリメントなどでは重度の尿トラブルには効果が期待できません。

そのため一般用医薬品よりも高い効果が期待できる、医療用医薬品を処方してもらいましょう。

ただし、医療用医薬品は一般用医薬品よりも副作用の危険性が高いため、必ず決められた使用方法を守りましょう。

一方で、「あっ、尿がもれてた。」、「最近トイレに行く回数が増えたなぁ。」、「夜、トイレで目が覚めるようになったなぁ。」などの、尿トラブルに気が付き、気になるようになった方には、インターネットやドラッグストアで購入することができるサプリメントや、一般用医薬品がおすすめです。

とくにサプリメントは、医薬品とは異なり食品が原料になっていて、医薬品と比べると、副作用の危険性は低くなっています。

さらに1ヶ月あたりの価格を比較してみると、医薬品よりもサプリメントの方が安い商品が多くなっています。

そのため、尿トラブルが気になったら、まずはサプリメントで改善を試みることがおすすめです。

もしサプリメントや一般用医薬品の使用を続けても、尿トラブルが改善しなければ、病院などで診察を受けることをおすすめします。

自分の尿トラブルの状態に合わせて選択することが大切です。