認知症・物忘れ・ボケ予防改善の食事・サプリ
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第1章　認知症セルフチェック〜まずは症状からみる危険度をチェックしてみよう〜

認知症になってしまわないか悩んでいる方や物忘れやボケが増えてきた方は、まず簡単なリスクセルフチェックをしてみましょう。 認知症の進行は発症の20年前から始まるといわれています。そのため、認知症の予防対策は40〜50歳から始めなければいけません。 「まだ若いから大丈夫」と思っていると、発症してから後悔したり、若年性認知症に発症したりしてしまいます。 認知症は早期発見で回避・予防ができます。気になる方は一度、認知症のリスクチェックから始めてみてください。

認知症のリスクチェック

認知症のリスクチェックには以下の5種類の項目があります。

どの項目も、認知症発症前にチェックしておきたい内容になっており、チェック項目が多い場合は病院や専門機関で認知症検査を受けたり、本格的な予防対策を行うことをおすすめします。 病院や専門機関による認知症の検査では、①身体検査　②脳の検査　③脳の画像診断と計算テストや暗記テストなどの「神経心理学検査」にて診断します。

発症する前に危険度セルフチェックをしよう！

何度もお伝えしますが、ほとんどの認知症は一度発症すると完治ができないといわれています。そのため、認知症を発症する前に回避することが重要です。 早期発見することで、治療もしやすく進行を抑えられやすいので、不安な方はセルフチェックでリスクチェックしてみてください。

第2章　認知症・物忘れ・ボケについての基礎知識〜認知症・物忘れ・ボケについての正しい知識を深めよう〜

あなたは認知症や物忘れ・ボケについてどの程度の知識を持っていますか？ 特に認知症に関しては、「記憶がなくなってしまう」「物忘れやボケが激しい」程度としか知らないという方も多いのではないでしょうか？ 認知症の症状として記憶障害があるのは間違いではありません。しかし、認知症の症状はそれだけではありません。 認知症・物忘れ・ボケを予防するためにも、まず正しい知識を知っておきましょう。

認知症の主な症状とは

認知症の主な症状として「記憶障害」があることは、多くの方がご存知のはずです。 では、他にはどんな症状があるのでしょうか？ 認知症の症状には「中核障害」と「周辺症状（BPSD）」と呼ばれる2種類の症状があります。中核障害は、認知症の主な症状である「記憶障害」を始め、見当識障害や実行機能障害などがあります。周辺障害とは、抑うつや妄想、暴力などのこころが関係する症状のことです。 このように、認知症に発症すると、2種類の障害が組み合わさった症状が出てきます。認知症の種類によっては、症状は人によって異なり、時間帯や日によっても異なります。

認知症と老化による物忘れの違い

「高齢になると物忘れが増える」というイメージはありませんか？ 認知症による物忘れと老化による物忘れを一緒に考えてしまいがちですが、実はこの2つには大きな違いがあります。 大きな違いの1つは、進行性の有無です。認知症による物忘れはどんどんと進行し、最終的には物事全体をまるっと忘れてしまいます。老化による物忘れの場合は、ヒントがあれば思い出せるような物忘れで、進行性はありません。 他の違いに関しては、以下の表でご確認ください。

認知症の種類

認知症の種類はいくつかあり、その中でも認知度の高い認知症が以下の3種類です。

この 3つの中でもアルツハイマー型認知症が圧倒的に発症率が高く、調査によると全体の67.6％がアルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症は高齢者のみでなく、40〜50代の若年世代も発症します。

脳血管性型認知症は、脳の疾患によって発症する認知症で脳血管性疾患を予防することが脳血管性型認知症を回避するポイントです。そのためにも、血管が詰まったり血液が固まったりしないような食生活や生活習慣を心がけましょう。

レビー小体型認知症は、脳の神経細胞が減少することで起こる認知症で、「パーキンソン症状（運動障害）」を伴います。 これらの3つ以外の認知症もありますが、最低限の知識としてこの3つの認知症については知っておきましょう。

第3章　認知症・物忘れ・ボケの原因とメカニズム〜認知症・物忘れ・ボケの原因から予防しよう！〜

この章では、認知症・物忘れが発症してしまう原因とそのメカニズムについてご紹介いたします。

物忘れをしてしまう原因とは？

物忘れをしてしまう原因には、「加齢」「精神的ストレス・寝不足・過労など」「薬物中毒」「疾患」の4つがあります。 60歳を過ぎて記憶力がなくなった場合、物忘れのほとんどは加齢が原因です。精神的ストレスや過労、薬物中毒による物忘れは、規則正しい生活や薬の摂取量を調整することで回復する場合もあります。 疾患で起こってしまう物忘れは、認知症である可能性もあるため、できるだけ早く病院で検査を行いましょう。

認知症のメカニズム

認知症のメカニズムは、認知症の種類によって異なります。

アルツハイマー型認知症

これは「アミロイドβ」と「タウたんぱく」などの原因物質が、脳に蓄積することで悪さをします。 どちらの物質も脳の神経細胞やシナプスを破壊したり、死滅させたりするため、 この原因物質を脳に蓄積させないことが発症を回避するカギになります。

脳血管性型認知症

これは、脳梗塞（のうこうそく）や脳出血などの脳の血管に関する病気や疾患から起こる認知症です。 脳血管性型認知症の症状には、認知機能障害の他にもBPSD（行動・心理症状）や身体的な症状があります。

レビー小体型認知症

脳の神経細胞の中にある「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質が脳の神経細胞を死滅させることで発症します。 症状が独特で、記憶障害の他にパーキンソン症状やうつ症状などが出ます。 ただ、他の認知症よりも症状の幅が広いため、認知症とわかりにくいのも特徴です。

認知症の原因と原因リスク因子とは？

認知症の原因リスク因子は12つあります。

これらのリスク因子は予防することで認知症を回避できる因子です。 この変えられる因子によって認知症が発症する割合は40％。 つまり、これらの因子を回避すれば、認知症の40％は予防と考えることができます。 原因因子には生活習慣病が多く、規則正しい生活やバランスの良い食事を心がけることが重要です。

第4章　認知症・物忘れ・ボケの予防・改善方法〜運動・知的活動・コミュニケーション・サプリメントで認知症を予防しよう〜

この章では、認知症による物忘れ・ボケにならないための予防・改善対策や、なってしまってからの対策についてご紹介いたします。

認知症による物忘れやボケを予防するためには、上記の6つの方法で予防対策をおこない、認知症になりにくい生活習慣を心がけることが大事です。

運動による認知症対策

運動による認知症予防では、「とっとり方式認知症予防プログラム」で推奨されている運動についてご紹介いたします。 「とっとり方式認知症予防プログラム」とは、科学的に認知機能の改善効果が実証されている運動・知的活動・コミュニケーションの 3つの軸からみた予防方法です。 認知症による物忘れやボケ対策として運動がおすすめの理由は、認知症の原因リスク因子の1つに「運動不足」があるためです。 運動は体を動かすときに、脳を使い、神経細胞が活発になります。そうして、認知機能も高めるといわれています。

知的活動による認知症対策

知的活動による認知症対策では、8つの認知機能を鍛えるための具体的な方法についてご紹介しています。 8つの認知機能とは「記憶力」「注意力」「思考力」「判断力」「視空間認知機能」「近時記憶」「作業記憶」「遂行力」の8つの機能です。 これらの認知機能を鍛える知的活動として、塗り絵やパズル、計算問題や楽器演奏などがあります。

コミュニケーションによる認知症対策

コミュニケーションを積極的に取ることで、「社会的孤立」や「抑うつ状態」を防ぎ、脳の活性化にもつながります。 コミュニケーションが苦手な方は、ご紹介する3つのコツを試してみてください。

1日1回誰かと会話することを目標に、コミュニケーション対策をおこなっていきましょう。

治療・医療による認知症対策

治療や医療による認知症対策は、認知症になる前の予防ではなく、 認知症になってしまった後の「リハビリ」として効果があります。 治療には「薬物治療」と「非薬物治療」の2種類がありますが、ここでは非薬物治療について詳しく解説しています。 具体的な治療法としては、「回想法」「リアリティオリエンテーション」「運動療法」などがあります。

薬・医薬品による認知症対策

認知症治療の1つに「薬物治療」があります。そこで、ここでは薬や医薬品などの薬物治療での対策を解説しています。 こちらも認知症にかかってしまってからの対策で、認知症の症状を遅らせるための大きな役割があります。 現在使われている薬品には以下の4つの種類があります。

食事改善・サプリメントによる認知症対策

食事改善やサプリメントから必要な成分を摂取することも、認知症予防に効果があります。 認知症に効く食事には、カレー・緑茶・魚・赤ワインなどがあります。 効果は食材に含まれる成分によって変わりますが、 認知症の原因成分である「アミロイドβ」の蓄積を防いだり認知症に関係する疾患の予防をしたりする効果がほとんどです。 サプリメントを選ぶ際は、①成分、②コスパ③安全性で選ぶのがポイントです。 認知症予防におすすめの成分としては、バコパやイチョウ葉エキス、DHAなどが定番なので、チェックしてみてください。

第5章　認知症・物忘れ・ボケ向けサプリメントに含まれる成分〜サプリメントを使って認知症・予防・ボケ予防対策を〜

体に必要な栄養成分を補うために、サプリメントを服用する方もいるのではないでしょうか。 認知症による物忘れやボケへの効果的な栄養成分もあり、 その成分が含まれている認知症予防サプリメントが販売されています。 そこでこの章では、認知症予防に効果的な栄養成分とその効果についてご紹介いたします。

サプリメントは、運動やコミュニケーション、食事改善と併用することで維持効果を高めます。 認知症に効果のある成分は以下の11種類です。

ご紹介した上記の成分の中には、天然食品からはなかなか摂取できないものもあるので、 効果的に摂取するためにもサプリメントでの補給がおすすめです。

補足　「認知症・物忘れ・の予防対策」当サイトについて

認知症は一度発症すると、完治ができないといわれている症状です。 厳密にいうと、認知症の種類によっては治る可能性があるものもありますが、 認知症の半数以上を占める「アルツハイマー型認知症」に関しては、現在、完治する治療や薬がありません。 だからこそ、認知症になってしまう前に予防対策をしっかり行いましょう。 皆様が健康で充実した毎日を過ごせるように、本サイトの運営管理局一同、心から祈っています。