第5章 認知症・物忘れ・ボケ向けサプリメントに含まれる成分
〜サプリメントを使って認知症・予防・ボケ予防対策を〜

【502】【認知症・物忘れ・ボケ予防におすすめ】本格派・有効な成分

サプリと葉っぱの画像

パコパエキス

バコパエキスとは、バコパ(バコパ・モニエリ)に含まれる「バコパサイト」という成分からなるエキスです。 バコパ・モニエリとはヨーロッパや北アフリカに生息する植物で、 インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」でも利用されています。 バコパエキスの主な効能は、アミロイドβの蓄積を抑制し、記憶力や学習能力を向上させることです。 また、バコパエキスには、老化によって減少する神経伝達物質を合成促進し、分解抑制する作用もあります。 これによって、老化による物忘れの予防にもつながります。

アミロイドβ蓄積抑制作用

出典:日本新薬株式会社「認知機能の維持 バコパ・モニエリエキス」2020年8月改訂

バコパサポニン含有エキスを使った記憶検査では、記憶機能が低下している人を対象にバコパを摂取させたところ、 全記憶スコアが有意に改善されたという結果が出ています。 このように、バコパには記憶機能に関連する力があるということも証明されています。

バコパエキスパウダーを12週間摂取した時の試験結果

出典:日本新薬株式会社「認知機能の維持 バコパ・モニエリエキス」2020年8月改訂

そして、バコパの抗酸化作用によって、記憶力の向上だけではなく精神的な不調やADHDなどの症状にも効果があります。

参考:

日本新薬株式会社「認知機能の維持 バコパ・モニエリエキス」2020年8月改訂

わかさの秘密「バコパ・モンニエリ」

https://himitsu.wakasa.jp/contents/bacopa-monniera/

イチョウ葉/イチョウ葉エキス

強い生命力をもつイチョウの葉から抽出したエキス「イチョウ葉エキス」。 イチョウ葉エキスには、血行促進の効果があるといわれている「フラボノイド」と強い抗酸化作用を持つ「ギンコライド」の2種類の健康成分が含まれています。 イチョウ葉エキスは、アルツハイマー型認知症の原因の1つともいわれているたんぱく質「アミロイドβ」の蓄積を防ぐ働きがあります。 イチョウ葉エキスには血流改善の働きがあリ、脳血管性認知症に関しても効果が期待されている成分です。 中国の研究では、イチョウ葉エキスを1日あたり240mg、22〜26週間投与することで認知機能低下を遅らせる可能性が示されており、 認知症予防として注目されています。 また別の実験でも、60〜70歳の男女を対象にイチョウ葉エキスを8ヶ月間摂取させたところ、 言葉や見た図形に関する記憶力の改善されたことが証明されています。

言葉の思い出しとみたものの思い出しのグラフ

出典:Ginkgo Biloba Extract Powder 24/6/1「イチョウ葉エキス末」

現在では、世界60ヵ国以上でイチョウ葉エキスが健康食品や医薬品としても使われています。

参考:

認知症ねっと「今野先生コラム『食事で認知症予防』第9回:イチョウ葉エキス」

https://info.ninchisho.net/archives/28764

わかさの秘密「イチョウ葉エキス」

https://himitsu.wakasa.jp/contents/ginkgo-biloba/

Ginkgo Biloba Extract Powder 24/6/1「イチョウ葉エキス末」

DHA・EPA

DHAと聞くと、青魚をイメージする方も多いかもしれません。しかし、元をたどれば、 DHAは海に生息する藻類に多く含まれています。人の身体ではほとんど生成されない「必須アミノ脂肪酸」で、 動脈硬化の抑制の効果があると知られています。そして、このDHAも認知症予防に効果があるのです。 DHAは、アルツハイマー型認知症の原因成分である「アミロイドβ」の蓄積を抑制してくれます。 また研究では、血液中のDHA濃度は高ければ高いほど、 10年後の認知機能低下のリスクが下がることもわかっています。

DHAと認知機能低下に関する表

出典:国立長寿医療研究センター「No.18 食事と認知機能(1)

https://www.ncgg.go.jp/ri/lab/cgss/department/ep/topics/18.html

このように、DHAを積極的に摂取することで認知機能低下のリスクが下がり、 記憶障害にもなりにくくなるのです。

参考:DyDo物忘れ・認知症に注目の新成分「活性化DHA」

https://www.dydo.co.jp/quality_health/health/32.html

国立長寿医療研究センター「No.18 食事と認知機能(1)

https://www.ncgg.go.jp/ri/lab/cgss/department/ep/topics/18.html

EPAは、体内で合成できない不飽和脂肪酸の1つで、免疫反応の調整、アレルギー疾患、 動脈硬化などの予防に効果があります。 EPAにもDHAと同じように、脳神経の酸化からの保護、脳神経の再生、 そして悪性タンパク質(アミロイドβ)の沈着を減少させる効果があります。 また、EPA濃度が上昇することにより、血液中のヘモグロビンの量も上昇し、脳を活性化させます。 その結果、認知症の予防にもつながると期待されています。

参考:ニッスイ「記憶力を維持する!EPA・DHA効果とは?」

https://www.nissui.co.jp/product/epalife/memory/index.html