第5章 認知症・物忘れ・ボケ向けサプリメントに含まれる成分
〜サプリメントを使って認知症・予防・ボケ予防対策を〜

【504】【認知症・物忘れ・ボケ予防におすすめ】お手軽GABA・ミネラル成分

サプリを飲む女性の画像

GABA

ストレスコントロールとして知っている方も多い成分「GABA」
GABAは正式名称「ガンマアミノ酸」といい、アミノ酸の一種です。発芽玄米に豊富に含まれており、そのGABAの量は白米の4倍といわれています。 そんなGABAですが、実は認知症や物忘れ、ボケ予防にも効果があります。 40歳以上の健常者120名を対象としたGABAの研究では、GABAを3ヶ月間毎日100〜200mg摂取した結果、 摂取していない人よりも認知機能の維持や改善の効果がありました。 特に、記憶力と空間認知力に効果が出たようです。

GABA100mg摂取により記憶力・空間認知力が維持・改善された

出典:三菱商事ライフサイエンス「GABAの認知機能における有効性を確認」

https://www.kenko-media.com/food_devlp/archives/4278

銅には、貧血の防止や赤血球の形成を助ける働きがあります。 銅は骨や骨格節に50%存在しており、他にも血液や脳に存在します。 体内の銅が不足すると、貧血や心血管系や神経系の異常、知能低下や中枢神経障害などの症状が発生します。 適度な量を日々摂取することで、神経系や血管系の健康が保たれ、 神経や血管系の疾患とか関わる認知症の予防にもつながります。 2001年に行われた甲南大学での実験では、 銅イオンの投与によってアルツハイマー病の脳内に沈着するアミロイドβの生成を抑制することに成功しています。 アミロイドβと銅の一部が結合することで、アミロイドの増加を阻むことも確認できたことで、 銅による認知症予防の効果が期待されています。

たんぱく質生成量と銅イオンの関係

出典:カバードリーム「アルツハイマー病が銅イオンで治る!?

http://www.jcda.or.jp/Portals/0/resource/center/shuppan/dou153/d153_10.pdf

ただし、銅を摂取しすぎると副反応が出る可能性もあるため、摂取量には注意しなければいけません。

参考:健康長寿ネット「ミネラル成分の銅の働きと1日の摂取量」

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-dou.html

教えて!認知症「銅イオンがアルツハイマー病に効果的!?」

https://www.ninchisho.jp/library/01.html

カバードリーム「アルツハイマー病が銅イオンで治る!?

http://www.jcda.or.jp/Portals/0/resource/center/shuppan/dou153/d153_10.pdf

亜鉛

亜鉛は脳内のシナプスに多く含まれているミネラルです。また骨格筋や骨、皮膚などにも存在しており、 体内ではつくり出すことはできないため食事やサプリメントからの摂取が必要な成分です。 免疫反応や体のさまざまな働きをサポートする働きがあり、 抗酸化作用や認知症の原因因子の1つでもある「うつ状態」の緩和などにも作用します。 脳に関連する働きとしては、脳由来神経栄養因子を活性化させ、記憶障害を遅らせる可能性が期待されています。 他にも脳細胞の成長や機能学習への働きや、 コミュニケーション維持や血管脳関門の維持にも重要な役割を果たすといわれています。 ただし、亜鉛も銅同様、摂りすぎると副作用が現れるため、適切な摂取量を守ることが大事です。

亜鉛の効果

参考:Glico「亜鉛の効果・効能。男性にも女性にもメリットがたくさん!」

https://cp.glico.jp/powerpro/citric-acid/entry75/

株式会社イーウェル「第65回【健康コラム】現代社会の亜鉛事情」

https://www.ewel.co.jp/category/column-health/p15835/

婦人画報「【ブレインフード決定版】脳にいい14の食材|記憶力、集中力を高めて気分もアップ」

https://www.fujingaho.jp/lifestyle/beauty-health/a36090126/brain-food/